よく分かるver1.4新カード(赤・黄編)
公式生放送が終わり、新弾の全カードが判明したから前にも言った通りカードレビューをやります。
なお記事についてだが、文字数が多くなる事が予想できるので「赤・黄編」「青・緑編」「トリガー・インセプ編」に分けて書く事にする。
採点についてはやるか迷ったが折角なのでやることにした。基準は以下の通り。
SS・・・修正が必要なぶっ壊れカード (全盛期光明や全盛期三日天下)
S・・・色を問わずあらゆるデッキに搭載されうる万能カード(魔法石)
A+・・・それぞれの色、種族において切り札、中核となるパワーカード(ベルゼ、アテナ、ハデス、毘沙門)
A・・・それぞれの色、種族の土台と言うべきカード(各種1CPサーチャー、マコ、バンシーなど)
B+・・・0pt〜1ptルーパー。環境次第でループするカード。(各種昆虫、ファンガスなど)
B・・・1pt常連。強いには強いが上のカード群程のパワーがない。脇を固めるカードもここにいる事が多い。(ストライクナース、威圧、意気投合など)
C+・・・1pt〜2ptルーパー。2ptになるとよく使われるカードで、オリボ調整としては十分。(はにわ、ゴールドクラウン、ピヨベビーなど)
C・・・2pt常連。ここまで来ると利点より欠陥が目立つようになるが4ptになるほど弱くはない。4ptになったらとんでもない事になる。(クマゴロウ、マニキーニャ、ダイダラボッチ)
D+・・・2pt〜4ptルーパー。DOB要因。環境によっては酷使されて1ptや0ptまで昇格する時もある。(ストラグナー、キャタピワラシ、ゴッドフィストなど)
D・・・4pt常連。Eよりはマシだがやはり使われる要素が無いカード。(ユーベル・ヘルメス、熱愛のフェリアなど)
E・・・どうしようも無いカード、修正はよ。(精神統一、台風の目)
こんな感じ。まあいろんな人の基準と被っちゃってるんだけど、詳しく分類しようとするとどうしてもこうなるから許してください。
じゃあ始めようか。イラストや効果とかは各自で調べて欲しい。一応CP、種族、BPは載せるけど。
赤編
《安穏のアリエス》A
3CP 魔導士 6/7/8
3CP6000の魔導士。そのアーキタイプの特性上【エレメント・アリエス】発動可能状況は多いだろう。
3コス6000が次元干渉を持つのは犯罪だし、盾持ちへの沈黙付与も強い。その上「魔導士」のBPラインを維持する役目を担うだろう1枚なので評価は高い。
《フレイムソルジャー》D+
3CP 戦士 6/7/8
どう見ても《ローグソルジャー》のコンパチなんだけど、向こうが機械なのに対してこちらは戦士。アビリティはマーヤで良いし、種族デッキとして見た場合でも《ブレイズシューター》の下位互換にしかならない。
本家と仲良くオリボ要員として頑張っていただきたい。
《奮迅のレオ》D
3CP 英雄 5/6/7
ユニットとしての英雄はこれで2枚目かな。種族に寄せた構築を作れば【エレメント・レオ】発動機会は多いだろうが、いかんせんサーチャーがいないという欠陥を持つ種族。あとそのBPには生存権はない。現状D。
《レッドシーサー》D+
3CP 神獣 5/6/7
神獣にカードが追加されるの久しぶりでは。生放送にもあったが黄金蝶が盤面にいれば3CPで「暴ネビブロウ」がでるよ、やったね。
これ自体は決して弱くは無いが種族として非常に弱いと言わざるを得ない。しかしこいつが4pt落ちしたら「神獣」が出てくる可能性は十分にある。初見殺しとしては十分なはずだ。
《ソウルダンサー》C
2CP 舞姫 5/6/7
《ソードダンサー》のコンパチ兼新要素【ウィルス】を特殊召喚するカード。こいつが召喚するのは《ウィルス・炎》。効果自体を考えれば「劣化マーヤ」と言える事が可能となる。「舞姫」のマーヤとしての立場を見出せればまだ活路はあるが、それでも多用されるようなカードではないだろう。
《キングバクダルマン》C
3CP 珍獣 5/6/7
偉くなったなお前。
奇数ターン終了時に相手全体に3000ダメ、そしてアタック時に自身の珍獣ユニットを全破壊して「珍獣×500ダメ」を振り撒く。
前者は使い方次第でいかように化けうる。こちらが先攻1Tに2コスサーチャーエンドした時にコイツが出てくるのは犯罪。心が温かくなる。逆に自身が先攻の時はこいつの使い道に非常に困難するだろう。先攻1Tは論外として、先攻3Tは【蠅魔王剣】を撃つ頃だ。
後者の方は少し微妙すぎないだろうか。流石に「珍獣×1000ダメ」はぶっ飛んでるが自身の珍獣全破壊はよろしくない。一番珍獣が搭載されているだろう「猿珍獣」ではアタッカーを自分で破壊する事になる。そもそも今の環境だと珍獣連打には《光鷹丸》や《ミューズ》で返す事が基本となりつつあるが。
《パズズ》B
4CP 悪魔 5/6/7
こっちは【ウィルス・灼】を特殊召喚する。その効果は恐らく炎の完全上位互換。
自身のアタック時に効果と合わせれば3000ダメ。「赤単悪魔」「赤単トリガーロスト」ならこいつが殴らなくても別に構わないだろう。特に後者なら《ラミエル》と合わせて4000ダメ。
ただしそのCPがネック。【蠅魔王剣】と【狂魔神槍】のターンである。
余談だがこの手の「ウィルス」は上記の2つを撃つ際に足枷になりかねない。ご利用は計画的に。
《破壊少女シヴァ》B+
2CP 神 2/4/6
本質的に赤は「相手に並ばれる」と弱いのだが、このカードはその逆で相手が並べるほど強くなる。単純に相手が5体出ししてる時にこいつを2連打すれば相手に盾持ちがいない限り更地にできるだろう。その名の通り自分の盤面も更地だけど、使用CPを考えれば「赤」としてアドは十分に取れる。
新要素である「ウィルス」との相乗効果も期待できる。
OC時効果は早い話自傷しないバアル。加護や盾持ち以外は殆ど射程範囲だ。OC時効果だから隣に《ミューズ》がいようと1T経過した《ユグドラシル》すら殺しうる。まあ御供で良いんだけど、「OC特化珍獣」に積んでも腐る事はないだろう。
種族「神」が増えて来てるとは言えアタック時効果はオマケと考えて良い。
黄編
《裁断のライブラ》C+
CP3 精霊 3/3/3
【赤】の方はイマイチ使われる場面を想像できないが、相手が後攻1Tで2コスサーチャーと1コスサーチャーを出してればクリティカルヒットする。恐らく《ミューズ》が出てきて腐るだろうが。
【青】の方は色々と悪用ができそうだが、「黄青」で特殊召喚したいユニットは少ない印象。どちらかと言えば「青単」にタッチ採用する方が強そうではある。
《ジェスタークロー》A
3CP 道化師 6/7/8
トリガーバウンスと言うべきなのだろうか、凶悪化の激しいトリガーゾーンに気軽に干渉できるカード。エラッタ前赤沖田がヤケクソに強かった理由を思い出して欲しい。「トリガー割りつつ自分の場にコスト基準値を満たすユニットを配置可能」だったのが理由の1つだったよね。
祈り、LOS、死壊石、パンプなどのトリガーをバウンスしつつ自身の場に3コス6000が立つのは相当強い。その上「黄単」だったら相手のタックス警戒の過剰な伏せを戻してタックス発動が可能になる。強くない理由はない。
《ダークプリースト》B+
3CP 魔導士 6/6/6
《神札再生》ほどの即効性は無いが盤面を固めつつ安定的に回収が可能になる。《カイム》から《選ばれし者》でこいつをサーチ、次のターン欲しいカードを持ってくるみたいな事も可能。
流石に「魔導士」で見た場合は《安穏のアリエス》に軍配が下るのでB+と評価したが、ポテンシャルは高いのでは。
《司令官ティアー》B+
2CP 道化師 5/6/7
後攻初手に出して相手のアタックを抑制する事も十分可能。ただしBPはコスト相応だから盤面強度に不安が残る。次のターンの事を考えればやはり3コス6000には劣る。
余談だがこいつの服装エロい。
《ガネーシャ》B+
3CP 神 4/5/6
効果はかなり強い。《ジャンプー》とは違いアド損せずに相手の後攻1T《ミューズ》をお帰り願える。犯罪でしょ。
ただやはりその偶数ターンという制約と図体の小ささはネック。後攻2Tにバウンスしても次のターンの【蠅魔王剣】で即死。先攻向けのカードと言える。
《相克のジェミニ》C+
3CP 道化師 4/5/6
【青】はまあハデスで良いでしょう。痒いところに手が届くのは間違い無いが図体が小さいのでダメ。
【緑】は一瞬で3コス7000という化け物が出来上がる。ティターニアの方が汎用性は高いが、盤面強度はかなり高くなる。ただ「黄緑」にこういうのを組み込む余裕は無いんだよな...
《パールヴァティー》B
3CP 神 6/6/6
《ウィルス・費》を特殊召喚。どうせジャンプー撃たれるなら被害を減らせる分後攻初手としてはまあまあ有用なのでは。第2効果も優秀、アリエと合わせての嫌がらせが捗る。ランダムだからすでに呪縛を持っているカードに当たってしまう可能性もあるが。
ただVRの性能と聞かれると首を捻ってしまう。
《天帝インドラ》B+
5CP 神 6/7/8
雑魚掃討としての効果はかなり期待できるがデメリットがキツい。《ダークプリースト》と併用してねって言う事なのだろうか。一応後続のガブリエルに繋げやすい状況にはなる。
ユニットのため第2効果発動は遅れがち。恐らく第1効果で相手を横に小さくして後続のガブリエルなどで縦を除去するのが理想か。
《戦神・毘沙門》《大天使ガブリエル》の存在故、「黄色SR」としては霞んでしまうのは否めないだろう。それでもうすしおさん達と仲良くしててとまでは言えないポテンシャルはある。ユニットである事も大きい。
以上が「赤・黄」編。
次は「青・緑」編なんだけどいつ投稿するかは不明。
ではまた後ほど。