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DOB更新です(^ω^)





更新が遅れました。



取り敢えずエラッタ後環境まとめ。





・【三日天下】の終焉



《三日天下》エラッタ以降「侍」系統の数は明らかに減少し、もはや絶滅危惧種と言っても構わないレベルになりました。なんと言っても「三日天下アヤメナギ」が「マーヤベルゼ」で沈むことが大きく、デッキの売りの1つであった「焼かれないBP戦線」の崩壊が大きな要因です。

他にも《ジャッジメント》エラッタによる得点力の低下や環境因子もあげられますが、いずれにせよ、長らく環境最前線にいた彼らの【三日天下】は遂に終焉しました。





・「赤黄ミッドレンジ」への回帰



《聖女の祈り》弱体化の影響を大きく受けたデッキである「赤黄スピム祈り御供」と「赤黄ターボ」の減少により、「赤黄」系統はそもそもの原点たる「赤黄ミッドレンジ」に回帰していきました。



これは「スピム祈り御供」の減少でゲームスピードが比較的緩やかになり各種中速デッキの人権が戻りつつあるという事で、これにより前季は多くの中速デッキを見かける事ができました。




・「ディナー型ハンデス」から「青緑盗賊」へ



《ポイズンディナー》エラッタに伴い「ディナー型ハンデス」はその数を大きく減らし、「おまけでついてくる1CPをどう使うか」という問題に当たるようになりました。そもそも先攻1Tディナーはおろか2Tディナーも現状難しく新たなハンデスの形が求められています。


そのような中で明らかに数を増やしつつあるのが「青緑盗賊」です。後述の珍獣の流行や上述の「ゲームスピードの低下」が後押ししました。





・「珍獣」系統の流行



ハンデス」系統が弱体化すれば必然的に増えるだろうことは予想できていましたが、やはりこいつらはその数を大きく増やしました。多かったのは「猿珍獣」と「四色珍獣」です。


「珍獣」以外のあらゆるデッキが、搭載する対珍獣カードをエラッタ以前より増やし、それはつまり「明らかに珍獣が増えた」という事を意味しています。メタが回って環境終盤では数を減らしたものの、それでもまだまだ多いアーキタイプ





・「青緑S」の誕生とその影響


エラッタにより生まれた有用4ptカードである【ファフニール】【ゴーストフェンサー】【義勇馬エニフ】と【アルラウネ】を全力投入する事で生まれたSデッキです。《ミューズ》と《ユグドラシル》により守りが堅く、固めた盤面をインペリアルクルセイドで吹き飛ばし試合を決めるデッキでした。環境終盤では《人の業》2枚挿しの構築も見受けられ、【Sデッキムーブ】を彷彿させられる光景でした。流石にあの時ほど数は多くありませんでしたが。



エラッタにより不透明だった環境序盤に現れ終始メタの中に入り込んでいた「青緑S」の増加とほぼ時を同じくして、「海洋」系統もその数を増やしました。


これは「海洋」が苦手としていた「侍」と「スピム祈り御供」の消滅ないし減少が大きいですが、その性質上「青緑S」に有利を取れるからでしょう。






総じて前季に頭角を現していたのは「赤黄ミッドレンジ」「珍獣」「青緑盗賊」「青緑S」「海洋」「黄単」と言えるのではないでしょうか。






今季のランキング見ていきましょう(^ω^)






18位 《カイム》


《三日天下》《聖女の祈り》弱体化に伴いそれらのアクセス元となっていたカイムですが、やはり順位は下がりました。それでもなお高い順位を保っているのは、やはり「カイムの後釜がいない」事と未だにカイムを必要とする「黄単」の存在故と言えます。





15位 《ミューズ》

31位 《ユグドラシル


もはや緑系ではおなじみの2枚。前季は「青緑S」にもフル投入されていました。対珍獣としても一定以上の成果を出していて、前季の珍獣増殖に伴い順位アップ。緑0ptカードとして誇れる両刀。





34位 《武器破壊》


Sデッキブームが終わった今でも緑系に挿されている事が多いカードですが、やはりそれだけのパワーを持っているという事でしょう。11位に先輩たる《不可侵防壁》が存在しますが、そちらとの競いあいに注目したいです。





57位 《聖女の祈り》


弱体化したとは言え一定数存在していたのでしょう。まだまだ高い順位。来季以降の順位は押さえておきましょう。ポイント付いたりすると「スピム」系統があっさり復権するんだろうなぁ......





61位 《青海のドーリス》 0pt維持

62位 《キャプテン・キッド》1pt→0pt

68位 《海底の楽園》0pt→0pt

70位 《ヴォジャノーイ》0pt維持

72位 《虹色のキャンバス》1pt→0pt


今季0ptになった「海洋」パーツです。


他の主要パーツも軒並み順位を上げていることから、前季はやはり「海洋」の興隆があったという事。《伝説の奇術師》が未だに1ptなのでC構築は可能です。





65位《ファフニール》4pt→0pt


エラッタによりコスト相応のパワーを得てかつ前季4ptであったことから、「青緑S」「竜・亜竜S」を始めとし様々なデッキにオリボ要員として組み込まれていました。今季はめでたく0pt。





28位《ヒュプノス

30位《タナトス

43位《蒼炎の魔術師ヒトミ》

51位《忘れられし地下書庫》

83位《ポイズンディナー》


「ディナーハンデス」のパーツですが、全て順位が下がってます。流石に0ptは維持。



これに対して......

71位《迷子》1pt→0pt

102位《見習いシーフ》1pt→1pt

134位《エリートシーフ》1pt→1pt

217位《盗賊のアジト》2pt→1pt 


「青緑盗賊」ないし「迷子型ハンデス」パーツは順位を上げていて、これらのことから「ハンデスがディナー型から迷子型に移行しつつある」という点を掴むことができます。





75位《策略の装填》


「Sデッキブーム」から1か月経ちましたが諸悪の根源たるこのカードは順位こそ落ちているものの未だに0pt。


上位環境で殆ど見ない事から恐らく下の環境で使われているものだと考えられますが果たして.......


来季も0ptなら【本物】ということでしょう。





91位《心眼のナギ》0pt維持

94位《炎鬼イフリート》0pt維持

97位《三日天下》0pt維持

112位《開眼のアヤメ》0pt→1pt

116位《天剣の沖田》0pt→1pt

140位《闇法師弁慶》0pt→1pt

154位《剣聖・武蔵》0pt→1pt


主要な侍パーツ一覧です。抜けたところも大抵1pt、《冥府の武家屋敷》と《IZO》に至っては2pt落ちしました。

エラッタによる弱体化で「三日天下侍」はまさに風前の灯。もはや過去のデッキとなりつつありますが、無理をすればB構築は可能。しかしそれに釣り合うだけのパワーがあるのかどうか.......





92位《魔導師の館》1pt→0pt


恐らく「四色珍獣」での採用が多かったのでしょう。

247位《鎮静剤》(2pt→1pt)も含め、このデッキの基本パーツは全て順位が上がっています。





ここまでが主に0pt回りの順位の変動についてです。単純に「侍」「Sデッキ」関連が順位を落とし、その枠に既存のカード達がランクインしています。







106位《献身のフェリア》

124位《野生の衝動》

125位《紅蓮の魔導書》


0pt→1pt


「四色珍獣」の順位躍進とは反対に、「獣珍獣」関連は数を減らしていたのでしょう。他の0pt維持カードも今季は順位が後退。





131位《リトルドラゴ》2pt→1pt

159位《ライジングドラゴン》2pt→1pt

199位《キリングスネーク》2pt→1pt

331位《竜の胎動》4pt→2pt


「竜・亜竜S」関連パーツ。取り上げてないパーツの順位も上がりました。





136位《ゴーストフェンサー》4pt→1pt

157位《バックアップメンバー》4pt→1pt

166位《義勇馬エニフ》4pt→1pt

177位《アルラウネ》4pt→1pt

249位《ヴァイオレット》4pt→1pt

314位《ロイヤルソルジャー》4pt→2pt

345位《片翼のエルフィード》4pt→2pt

395位《破滅のギャンブラー》4pt→2pt

438位《フジツボ3兄弟》4pt→2pt

441位《ドラゴンボルケーノ》4pt→2pt

442位《一騎当千の神器》4pt→2pt

445位《レベルアブソーバー》4pt→2pt

447位《換金所》4pt→2pt

450位《ツインボム》4pt→2pt


前季4ptのユニット達です。エラッタの恩恵を貰ったカード達は当然の事ながら、《アルラウネ》も躍進。

その一方で《フジツボ3兄弟》に関してはおそらく初の4pt脱出。これ以外に頼れる2CP4ptカードが《ゴーストフェンサー》くらいだった事を考えれば仕方がない事だったのでしょう。

4pt常連だったインセプも順位を上げた前季でしたが、こいつらの殆どが来季まで冬眠の構え。おやすみなさい。







301位《愛犬の採掘》1pt→2pt

308位《ピヨベビー》1pt→2pt

343位《アークウイング》1pt→2pt

374位《プッシュファイター》1pt→2pt




ついにここまで落ちました。しかし《愛犬の採掘》や《ピヨベビー》に関してはパワーを考えれば2ptは破格なのではないでしょうか。

特に《愛犬の採掘》2ptを活用できるデッキは非常に多いので注目したいです。




323位《弱者の回廊》1pt→2pt


対「三日天下侍」最終兵器もその相手がいなければ採用されません。同時期多くの採用が見られた《アルカナブレイク》も299位に後退。このままポイントの海に沈んでいくのでしょう。





430位《神速の居合切り》


2ptスタートとなりました。

書いてある事は凄く強いのですが私は見かけませんでしたね......

ポイントを考えれば今季は見かけるかもしれません。それだけ。





最後に有用だと思われる4ptカードを見てみましょう。

羅列していくのはだるいので画像で収めます。







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今季は《ポメ錦》と《ヘブンズリリー》4ptが熱いです。黄色系をBまで持っていくのは容易でしょう。


何かの雑誌の付録で手に入れられる「エレメントコアシリーズ」や《魔王の鍵》は4ptスタート,新EXカードブーストPRである《ヘブンズリリー》は4pt、上述の通り《神速の居合切り》は2ptスタート。これからに期待したいですね。







総括すると「三日天下侍」の消滅や「Sデッキブーム」パーツの順位低下が如実になり、環境はやはり正常的になりつつあります。

ただ、「青緑S」の爪痕は確かに残っていて、本当に正常化するのは来季かその次になりそうですね。




まあ迷ったら《ポメ錦》入れておきましょ?






では