よく分かるイベント13th- エクステンド
リアルが忙しかったりAP大炎上でメンタルが砕かれてて書くのを忘れていましたが、明日DOB更新らしいのでリハビリがてら書きます。
取り敢えずこれ。
©SEGA
6月18日から始まります。
レギュレーションは
・先行:1T 1ドロー・ CP3
・後攻:1T 3ドロー・ CP3
ここまででも結構びっくりなんですが、「2T以降は3ドローで10TまでCPが1ずつ増える」らしいです。
単純に後攻は初手の時点で7枚手札を持てます。
・この環境どうなるの?
恐らく多くのエージェントがとあるカードの事を思い出しているはずです。
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《アンフェア・タックス》
「黄単バウンス」や「黄緑バウンス」、はては「赤黄」系統からも飛んで来る莫大なハンドアドを取れるこのカード。
このレギュレーションでは、後攻側は相手の「初手タックス伏せ」を回避する方法がありません。
全国対戦でも「先攻1T投合タックス伏せ」を防ぐことは不可能ですがこちらはマリガンが非常に難しく横行することはありませんでした。
しかし今回は《アンフェア・タックス》のみで良いのでマリガンが容易になります。結果、後攻に与えられる「ハンドアドバンテージ」が早々に崩壊します。
しかも毎ターン3ドローなのでターン開始時手札7枚になりやすく投合なしでタックスが決まりやすいのでは。
そして毎ターン3ドローという事を考えると「珍獣」系統がぶん回りやすくこれらも危険な要素。弱体化された「ディナー型ハンデス」を叩き起こすまでありますが、他のデッキと相対した時、常時3ドローなのでハンドアドを取れるかは結構怪しいところ(相手の手札2枚以下の時シリーズを活用するには毎ターンハンデスしなければならない)。
これらの事を考えると「珍獣」系統と《アンフェア・タックス》が戦争始める構図が見えます。
あとは3ドローなのでいつも以上に贅沢にハンドを使えその上デッキの回りも速くなることも大事。
レギュレーション的には今までで1番面白くかつ目新しいものではないでしょうか。
そんな事しか書けないのでもう報酬の確認しましょう。
《停滞の楽園》
黄属性 インターセプト 2CP
■停滞の楽園
対戦相手のターン開始時、あなたのライフが4以上の場合、お互いのライフを+1する。
対戦相手のターン開始時、あなたのライフが3以下の場合、あなたのライフを+1する。
(ライフは8以上にはならない)
遂に能動的にライフを回復させるカードが出てきました。条件設定はややキツいものの、それでも自分のライフが3以下の時に2CPで回復することができます。
《伝説の奇術師》と《燃え広がる戦火》で自殺しながら3ライフになった瞬間にこれを発動させるようなデッキが出てきそうだったりします。あとは強欲メフィスト光明等のスーサイドカードと合わせて上手く使うなど。いずれにせよ面白い動きができそうですね。
《ヒュドラ》
赤属性 ユニット 5CP 亜竜
BP6/7/8
【固着】
■猛り狂う巨竜
このユニットがフィールドに出た時、あなたのトリガーゾーンにあるカードを破壊し、対戦相手のユニットを1体選ぶ。それに[破壊したカード×2000]ダメージを与え、このユニットの基本BPを+[破壊したカード×1000]する。
自陣のトリガー全破壊でかつ破壊した分だけ相手にダメージと自分の基本BPをあげるカード。【固着】もついています。
最大ダメージ8000は確かに強力ですがそもそもそれだけのトリガーに挿すカードをどう持ってくるか、そしてそれに釣り合うだけのアドを取れるのかが問題です。
BPもそのままでは低く、コスト水準を満たすなら1枚は犠牲にしなければなりません。そしてその場合は2000焼きと非常にしょっぱいものに。
ついでに言えばこれが出る頃は覚悟を迫られる頃。種族の利点も特にあるわけではないので、「竜・亜竜」に組み込もうとしても他に候補があるのが現状。日の目は見ないでしょう。
《鏡の盾》
無属性 インターセプト 0CP
■鏡の盾
対戦相手のトリガーカードの効果が発動した時、あなたの捨札にあるトリガーカードを2枚ランダムで手札に加える。
ついにやってきたかと思わんばかりの0CPトリガーインセプ回収カード。今回の報酬の目玉です。
実はこのゲームにおいて汎用性のあるインセプ回収手段はなく(ポセイドンやコネクトは汎用性があるとは言い難い)、回収したいと思うほど重要なインセプは3積みする事が多いです。緑系の早撃ちや青系の死壊石などがそれ。
しかしこのカードが出てきた事で0CPで3積みしたインセプの4回目の使用が可能になります。1積み2積みのインセプも然り。
これだけでもかなり注目度が高いのですがその上でトリガーについても適応されるという事。こちらについて特筆すべき点は墓地回収するカードが2枚という事と、「既存の汎用性のあるトリガー回収カードはトリガーカードのみ」なのに対しこれはインセプであるという点。
前者については《伝説の奇術師》も確かに2枚回収ですが、これは後者に引っかかる要素。現在《伝説の奇術師》を運用するのは「海洋」系統ぐらいなもので、他のアーキタイプには入らないカードです。
ここまでだとアホみたいに強いカードですが弱点が1つあり、それは発動タイミングが相手に依存するという点です。その性質から相手がトリガーインセプを殆ど使わないような場合ただの紙切れとなります。まあ今の環境はトリガーインセプが非常に強力なので「発動タイミングがなかった」なんて事は起きらないと思われますが......
何れにせよここだけがネック。
総括するとこのカードは「汎用性は高いが受け身なインセプトリガー回収手段」と言えます。
魔法石やら何やらが4回.5回飛んでくるゲームを予感させる注目度の高いカード。是非獲得しましょう。