よく分かるCOJP

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余談枠:「人権ってなんだよ」含む3本






  まあまたしてもなんだ。前回の記事で「攻略記事を書きたい(ドヤ」って言ったわりには今回もかなり脱線してるんだ。すまない。





1.近況、使用デッキの紹介


  この環境が始まってから3週間以上経つ。各種新カードの殆どにオリボがついて当たり前の如くSデッキが大量増加し、Sデッキに限らず数多のオリボデッキが群雄割拠したスーパーオリボ環境。


  当然僕もこの流れに乗る。その結果、






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  8月20日にQランに昇格しました。取り敢えず報告として。


  J1昇格から3週間での昇格。長いようで短かったが何れにせよ8月中に昇格できて一安心って感じ。今はまたしてもルーパーやってるけどそのうち抜けるだろうからのんびり構えてる。



  これだけだと味気ないから昇格まで使用したデッキを紹介しよう。主題でもなんでもないくせにやたら長くなったから、興味ない人は次の項目までスルーしてくれ。






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  《選ばれし者》を主軸とした「黄単ミッドレンジオリボA」。1.4最序盤で爆発的な流行を見せた「INA黄単」、現環境でかなりの勢力を誇るSデッキ「黄単tレオ」それぞれのギミックのハイブリッドに近い。若干後者に寄っているが。


  元々このデッキの原案は前回のイベントのミッションで「Aデッキの使用云々」の項目があり、それに対して用意したデッキだった。

  存外しっくり来てしまったものだからそれまで使ってた「青緑」「海洋」をほっぽりだしてずっとこのデッキを使ってた。まあその原案はジャンプー3→ミューズ3、毘沙門1ガブ1→ユグドラ2って感じでかなり差異があったけどね。環境への回答、シナジーを突き詰めた結果がこの形。

  《選ばれし者》の強さは前回の記事で語った事なんだけど、このデッキの性質を決めてるのはまさにこいつ。これと《ダークプリースト》《神札再生》によってその時々での最適解を持ってこれるのが強み。手札に魔法石が無かろうが《神札再生》で毘沙門を持ってこれる、軽減《ダークプリースト》から軽減ガブリエルが可能と書けば分かりやすいだろう。


  
  ここまでだけだとかなり強いんだけど、一方で弱点も如実に存在していて、まず「OC特化珍獣」が性質的に無理。気休め程度に黄封殺を1枚入れてるけど、その程度で止まるほどあのアーキタイプは優しくない。


  次に「シヴァベルゼ」を防ぐ択がないって点。まあそもそもこの択を防げる方法が少ないんだけど、とにかくこのデッキのBPが6000に集中してるから「シヴァベルゼ」で大抵壊滅する。そして更地にされると言うことは次のターン《神札再生》を発動できないため、返しの選択肢がかなり狭くなる。無論だけど「マーヤチェイン」や「マーヤベルゼ」をされようものならゲロ吐く。


  最後に構築が歪なため事故が起こりやすいって事。《選ばれし者》の性質上なるべく1T目で踏みたいが、2T目以降の後続ユニットをこいつで持ってこようとするとユニットが出てこなかった」で事故る確率は決して低くない。逆に1T目、つまりマリガンに《選ばれし者》を保存しなかった場合、トリガーに直接アクセスする手段が無いため引けない時は本当に引けなくなる。デッキ圧縮をほぼ《選ばれし者》に頼っているので、その状況に陥った時デッキが回らなくなるんだよね。「選ばれし者を1T目に踏んで事故る可能性」と「選ばれし者をマリガン基準にせずにその後引けなくなる可能性」ここにジレンマが存在する。 

  ここに拍車をかけるのがユニット構成の歪さで、気軽に出せる軽量ユニットがポメしかいないのも問題。後攻ですら軽減を含めても出せる択は4つ。要するにこのデッキはマリガンが非常に難しいんだよね。「ポメパールダクプリ選ばれし者」みたいな最強マリガンをできる程僕のマリガンは『選ばれて』ない。



  ドヤ顔でデッキ公開してるように見えるかも知れないけど、こう言った通りこのデッキはほぼ欠陥品。これをそのままコピーして使うよりは他のSデッキをコピーした方が絶対良いと思う。この環境あと5日ほどで終わるけど。


  まあ自分への戒めも含めてデッキ公開って感じ。このデッキの話は今回の記事の主題じゃないからこれで終了。





2.Sデッキを受け止める


  じゃあ主題その1行こうか。

  
「Sデッキばっかでつまらない」みたいな声がTwitterでちらほら見受けられたから、これについて話していこう。


  まず大前提として今出てきてるSデッキは「黄単tレオ」「四色加護黄ジャンヌ」の両雄だろう。最初に黄単Sが出てきて、さらにタッチでレオやシヴァを採用したSデッキが誕生。それをメタる形で黄ジャンヌやユグドラに加護をつけてそのまま高BPで押しつぶす後者のデッキが現れた。

  前者は圧倒的な数を誇り、後者は性質上あらゆるデッキにメタを張れるデッキ。今全国やれば大抵こいつらが出てくるし、先日頂上がSデッキ対決になった事からも今の環境の歪さが分かる。

  まあはっきり言っちゃえば、5月初旬に発生した「《策略の装填》環境」以来最大のオリボバブルが現在進行形で起きてるんだよね。しかもそっちとは違って期間が1カ月。当然J帯以上の総AP数はかなり増える。僕の観測範囲内でもかなりの数のQランが誕生してるし、昇格報告のTweetも非常に多い。


  で、このスーパーオリボ環境なんだが、光もあれば闇もある。多くの喜びの声が上がる中でこの環境への満腹感を匂わす声は多々あるし、やはり不満の声も大きくなりつつある。冒頭で述べた「Sデッキばかりでつまらない」はその良い例。



  先に、これに対して当ブログの立場を表明しよう。この台詞を表面上だけで捉えるとギスギスしてて嫌な気分になるのは否定しない。しかし実際のところ、この台詞は現環境への不満として出ても致し方ない声だろう。


  「Sデッキばかりでつまらない」。こう主張するエージェントは間違いなくこのゲームを対戦ツールとして捉えてるはずだ。つまり「本気のデッキで本気の殺し合いをしたい」という事。そう言った純粋な対戦目的を持つエージェントにとって、「弱いデッキ」が多く出てくる今の環境が1カ月も続いてるのは楽しいとは言えないものだ。当然飽きるしモチベーションの低下にも繋がるだろう。

  一方でこのゲームを「APレース」として捉えてるエージェント達はどうだろうか。恐らくその大多数にとって今の環境は盛り時であろう。なにせ確かなパワーを持つSデッキだ、1回勝つだけで少なくとも800AP、格差マッチを制すれば1000APを手に入れる事ができる。この機会を逃す理由はない。


  極端な形で話したけどだいたいこんな感じだろう。「対戦ツール」として考えた場合今のCOJは確かに物足りない部分があるし、「APレース」として考えた場合は間違いなく盛り時。これに関してはどっちが悪いって話ではなく、根本的な原因はDOBシステムそのものにあるだろう。しっかり閾値変更をしても防げなかったのだ。やはりこのような「スーパーオリボ環境」は新ver導入後最初のDOB更新で必ず生まれるものとして今後も付き合っていくしかないだろう。


  まあ正直な話、この歪な環境が1カ月も続いている事を考えれば、来季も碌でもない環境になりそうなんだけど......先日排出されるようになった新PRとか「侍」とか全然見ないんだよね。ヤバいでしょ。





3.人権ってなんだよ


  主題その2。まあどこまで本気で言ってるのか分からないから冗談って可能性もある上、僕の観測範囲内に入ってきたのが少し前だからちょっと古い話なんだけど。


   曰く「〜ランクまでは誰でもなれる、そこまではチュートリアルライン」「〜ランク(まで)は人権ない」など。



  人権って何?馬鹿なの?



  アホくさすぎて話すのも馬鹿馬鹿しいし、別に案件にするつもりはない。喧嘩を吹っかける気も一切ない。でも個人的にイライラしたから話したいって感じ。


  「〜ランクまでは誰でもなれる、そこまではチュートリアルライン」

  この〜に何が入るのかって問題でもあるんだけど、あえて僕の見解を述べるなら「(ちゃんとカードを入手しデッキ構築をちゃんと考えプレイする意欲があれば)J4までは多分誰でもなれる」って感じ。まあ僕の経験だったり、SS帯やS帯の知り合いのプレイを後ろから見てて思った事なんだけどね。

  確かにこのランク帯はそもそものデッキ構築に問題を抱えてるエージェントが多い。トップメタの概念を理解するには難しいランク帯だから、それこそ今のJ帯上位・Q帯のそれより多くのデッキが群雄割拠してる状態にある。まあプレイしてる環境が違うんだよね。

  その戦国時代の中において、J4を踏む事に成功したエージェントと未だに戦国時代を生きてるエージェントの違いは「カード資産の差」もしくは「使用デッキのパワーの差(珍獣系など)」。それは間違いない。だから上述の通り「条件を満たせば多分誰でもJ4になれる」という認識。それでも多分って付けるのは、APによるマウントを取って自分の考えを中堅プレイヤー達に押し付けたくないから。


  チュートリアルラインってのも確かに言い得て妙な所はある。その考えがトップ層の目線による事は変わりないが、J4とSS1の間に確かな壁があるのは事実だろう。その壁に当たる事が自分のプレイング・デッキ構築を見直す機会になる。その強大な壁をチュートリアルラインとして設定するなら、確かに頷けるものがあるのは事実だ。

  しかし、僕はSS帯でゲームを楽しんでるエージェント達に「お前はまだチュートリアルが終わってない」って言う気にはならない。その理由は単純で、その発言はSS1以下にいるエージェント全員を馬鹿にしてる発言に捉えられかねないから。

  まあこの辺りは何とも言えない難しさがあるし、中堅プレイヤーがそれにより一定の目標を得られるなら別に構わないのだろう。そこまで考えると、これについてはそこまでイラついたりはしないんだ。


  問題なのはもう1つの方だよ。


  「〜ランク(まで)は人権ない」


  重ね重ね言うが喧嘩を売るつもりはない。でもこれは流石に馬鹿にしてるでしょ。


  ちなみにさっきの「チュートリアルライン」が「人権ライン」に拡張されるんだったら、迷わずそれを否定するよ。


  では考えてみて欲しい。例えば僕が自分を謙遜する意味合いで「Q4は人権ない」ってここで発言したとしよう。(絶対にそんな発言はしないけど)

  それってつまりQ4より下のランク帯のエージェントを馬鹿にしてる発言じゃない?少なくとも僕はそう思うよ。「Q4が人権ないって、じゃあそれより下にいる僕(私)はどうなるんだよ」って話でしょ?

  7月27日現在、Q4以上のエージェントは約300人いる。その中で僕がそういう発言をしたら、それはそれより下のランク帯にいる何千何万ってプレイヤーを馬鹿にする発言となるだろう。


  これが「J4は人権ない」「SSは人権ない」とかでも同じだよ。いくら自身の謙遜として発言しようともそれはその下にいるエージェントを馬鹿にする発言になる。単純に僕がそういう形での謙遜(のようにも受け取れる発言)が気に入らないって話なんだけどね。とにかくゲームに人権もクソもないでしょ。「(環境的に)ベルゼ持ってない奴は人権ない」などのカード資産と環境に関する人権云々は話が別なんだけど。

  まあ少なくともAP云々での人権がどうこうは違うでしょって感じ。


  まあこういう話がちらほら出てきてるのは多分Q帯・J帯それぞれの総人口が増えた事にも起因してるのだろう。J帯以上はもう8000人近くいるらしい。僕がJ4昇格した時は3000ちょっとだったから本当に増えたなって実感してる。サブカを抜いた実人口がどれくらいかは分からないけど、それでも増えたのは良い事なんじゃないかな。



  締まらない終わり方になってしまった......







  今回書きたかった事はこんなところかな。最後に、不定期更新のブログにも関わらず、更新する度に多くの人に当ブログを読んでいただいてる事、本当にありがとうございます。



  次回の記事こそDOB更新についてかな。



  ではでは