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【装填赤黄】雑感






  本当に久しぶりの更新なんだけど、適当に今使ってる【装填赤黄】についてだらだら書こうと思う。自分の思考を文字にして表したいだけだから、全体の構想とかは一切考えてない。そして多分Q3以上の人にとっては何も役に立たない情報だから、該当する人達はブラウザバック推奨ね。





・レシピ


  僕が【装填赤黄】を組もうとした時、基本的にここまではテンプレとして勝手に埋まる。


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  ここからDOBとの兼ね合いで3枚のカードを付け足して行くわけだが、前季は「バアルヴァンパイアアイ弱肉」と「メフィストフェイタルスラッシュ弱肉」が多かった。今季は今のところ「バアル弱肉聖典」で回している。



  恐らく1枚目の画像について疑問に思うだろう事として「マコ3枚じゃないの?」「何でレイアーじゃなくてトールなの?」の2点が挙げられるだろう。


  1つ目の疑問に対する回答は「マコからマコを引っ張りたくない」から。言い換えれば「マコから確実にベルゼを引っ張りたい」という事。

  赤黄というアーキタイプを回してみれば感じると思うが、後攻引いた時にマコを出す余裕が殆ど無い。先攻時も似たようなもので、1T目以外はなかなか出せない。2T目の動きは基本的にカイムかウィンナーマーヤを選びたいからマコ出しはNG。3T以降はベルゼシヴァジャンプー毘沙門の中から最適解を選んでいく事になるから、はっきり言ってターンが経過するにつれマコを出す余裕がなくなっていく。

  これらの例外として挙げられるのは盤面を人身御供で流す時。例えば後攻2T目のマコ魔法石御供。今の環境だと先攻1T時とこのタイミングでしかマコを出す余裕が無いから「マコ2ベルゼ3構築」。

  デッキ圧縮を考えるとマコ3枚積んだ方が良いんだけど、その役目を装填2ドローに任せれば良いって考え。



  2つ目の理由はミラー戦や対トリロス・対赤青を見ているから。具体的にはレイアーで1〜2点の状況を2〜4点に増幅させられるからかな(ハンド次第ではあるが)

  基本的にミラー戦だと御供の流し合いからどれだけマーヤと各種スピムで加点できるかで決まってくる。一応ベルゼOCシヴァOCの影響力も無視できないが、それらも最終的には御供で流す事になるから結局は上に書いた加点状況がミソ。

  こうした中でカパエルトールトール弱肉があればレイアーで2点の状況を3〜4点に増幅できるトールの影響力はかなり高い。相手の選択肢が甘えたマーヤ出しなら弱肉無しでも4点、回り方次第では6点が十分射程範囲に入る。 ハンド消費こそ馬鹿にならないがワンダフルハンドを撃ったターンに軽減トール軽減トール軽減カパエル(弱肉)で4点コンボも一応可能。

  そしてシヴァとのシナジーも魅力的。レイアーは1回加点すればそれで仕事終了でその後の加点は殆ど望めないのに対し、トールはシヴァでカパエルを自害させれば再び突っ込める。シヴァ最大ダメで巻き添えを喰らわないBPもトールの評価点。レイアーはBP3000だからだいたい死ぬ。


  対トリロス・対赤青も基本的には殴り合いに成りやすいから加点幅が広いトールを採用する理由になっている。ついでにこの2種も平気でマーヤが出てくるので隙あらば4点コースが見えてくる。


  最初はテンプレ通りレイアーで回していたんだけど、これらの理由からここ1か月半程は常にトールをスピム枠として採用している。何試合かレイアー採用してみても「レイアーの方が強い理由」を見出せなかったのも大きい。


  まあ人それぞれなんだろうけどとにかく僕はトールを推します。



  次に自由枠とも言える残り3枚の枠について。バアルは殴り合いにおける制圧力と対レベコンを見ての採用。聖典は対レベコンと対盗賊を見ての採用。弱肉はトールとのシナジー・対アリアンを見ての採用。

  正直バアルは御供かライブオン、もしくはゴルクラなどでも良いのかなって気がしてる。後は五右衛門や対価など。




・マリガン


  理想マリガン

  先攻  ウィンナーマコ装填+魔法石orマーヤ
  後攻  マコカイム魔法石、ウィンナーカイム魔法石など


  あくまでもこれは理想マリガンのため、実際にどういうマリガンを目指すかの参考例としてこじ研のマリガントレーニングの結果を書いておこう。

  先攻時

  マコシヴァ魔法石カイム◯
  マコジャンプー聖典カパエル◯
  シヴァジャンプーウィンナーマコ◯
  トールマコ魔法石ベルゼ◯
  マコ装填ベルゼバアル◎
  魔法石カイムカイムベルゼ△

  後攻時

  トールジャンプーカイム聖典
  御供ベルゼカパエル弱肉×
  御供カイム装填装填◎
  ウィンナー魔法石トールシヴァ△
  御供カイム聖典毘沙門◯
  装填カイム魔法石トール◎

  曖昧だけど◎が良いスタート、◯が普通のスタート、△が妥協、×が事故って感じ。


  先攻は取り敢えずマコ装填もしくはマコカイムを狙うが、如何せんマコ2枚構築なのでマリガンが難しい。なので5つ目みたいに軽減カイムスタート、ウィンナースタートなどで妥協せざるを得ない事も多い。とにかく2T目の動きを確保できるような手札にしたいからなるべく装填はキープしたい。

  ちなみにカパエルスタートはトールとの兼ね合いなどから装填刺しエンド以上の事故なので、絶対にやりたくない。


  今の環境だと対アリアン以外は後攻2Tで御供を撃たないと死ぬので、後攻時はとにかく御供を打てる(=御供を持ってこれる)手札を目指している。カイム装填キープだと60%の確率で魔法石を引っ張れるから比較的安定するが、40%の確率で装填を持ってきてしまうのは決して無視できない数値。まあ当たり前だが臨機応変に対応するしかないだろう。





・装填を刺すタイミング


  先攻1Tなら何も考えずに刺してもだいたい2ドロー発動できるはず。現環境で見かける後攻1Tの挙動はだいたい2ドロー条件を満たす。ニンリル・カイム・メリィ・イシュタル・ウィンナーマーヤ(バアル)・パールなど。レベコンの「シャドウメイジ+何か」スタートとアリアンの「グラインドビートル+はにわなど」スタートは事故と割り切るしかないが。

  それ以外は相手のアーキタイプから予測される返しの挙動を考えて刺すタイミングを選ぶのが理想なのだろうが、実際のところは「取り敢えず引いたら刺す」で済ませてしまいがち。特に後攻1T目。今後さらに上を目指すならこの辺りもしっかり考えないとダメだろうけど...


  あと2ドローを期待して手札3枚でエンドするのは危険。特に対レベコンや対赤青、対盗賊は絶対にケアされるし、そもそも3枚エンドするくらいなら装填を手札に残したままでエンドすれば良いだけなのだが。逆にミラーや対トリロスでは構築的にほぼケアできないはずだからデッキを回すために3枚エンドを選ぶ事もある。


  ちなみに盗賊や侍などの「そもそも2ドローを発動できる機会がほぼない」対面だったらどんどん刺して4枚エンドする方が良さそう。「今のところは」だからこの考えは変わるかもしれないが。





・各種アーキタイプ別の試合展開


  もうすぐエラッタや新弾追加があるから完全に今更感があるけど、取り敢えず書いておこう。最初に言ったけどあくまでも僕個人の視点だからあしからず。


1.ミラー戦

  基本的に削り合い。マーヤとシヴァOCで加点しつつ隙あらばトールコンボでライフを削りきる。タイミングとしては御供の返しにマーヤが出てきた時。トールトール弱肉カパエルを手札に加えられるようにデッキを回したい。そのため如何に早期に装填2ドローを叩けるのかも重要になってくる。

  毘沙門はほぼ無意味なので積極的にORしたり軽減に使ったり魔法石で切る。



2.対トリロス系統

  これも削り合いだが相手の先攻2T軽減スルトがかなりゲロい。カイムで引っ張った装填が割られる上、返せる手段がバアル・ジャンプーしかなく、しかも返したところで3Tベルゼブブで返されるので厄介。こちらが先攻の場合でも同じで、BP6000の消滅効果耐性持ちのため処理に手間がかかる事も多々ある。Lv2で出されようものならその場でたたらを踏む事になりかねない。

  そうでなくても後攻1TでメリィのCIPを発動させてしまえばそのままマウンドを取られる事になるので注意しないといけない。

  勝ち筋としてはこれもトールコンボによる大量得点だが、如何せん赤黄よりも攻撃力が高いデッキなのでコンボを決める前に押し切られがちになる。



3.対レベコン

  先攻時は7点を削り切る事も可能だが、どちらかと言えば逃げ切りの展開になりやすい。

  後攻時の序盤はとにかく御供やジャンプー連打で相手の盤面を更地にし続ける必要がある。理想的なのはジャンプー連打でマウントを取る事なのだが、実際は中盤に毘沙門やシヴァベルゼを打てるようになるまで得点できない事が多い。

  しかも毘沙門やシヴァベルゼを択れるようになっても、自分の盤面にユニットを残すとそのまま挑発イザナミなどで1点確定するので撤退しなければならない。そのため後攻時は同点勝利、先攻時でも1〜2ライフ差での勝利、具体的には5-5や5-4などでの勝利になりがち。


  当たり前だが相手のブラフマーをシヴァベルゼやカパエル軽減毘沙門で確実に返すために、これらのカードと魔法石は極力温存したい。なお性質上トリガーゾーンが埋められやすいので聖典発動から毘沙門トールを狙える事もあるが、基本的にトールは役に立たないと考えるべきだろう。

  お互い更地からのイシュタル挑発軽減イザナミ・イシュタルシャドウメイジダークテイマー軽減イザナミなどは回避しようがないが、返しさえ間違えなければリカバリーが効くので割り切るしかない。

  総じて除去と撤退さえ徹底すれば大量失点はしないので、トリロスと比べれば全然有利対面ではないだろうか。なお装填ケアでシャドウメイジを出される事が多いので、刺すタイミングは相手のシャドウメイジの枚数を数えて考えたい。



4.対アリアン

  1コスサーチャーのエラッタ以降中々見なくなったアーキタイプだが、先攻時は2Tマーヤから3Tベルゼで封殺できる事も多く、比較的やりやすい対面。後攻時でもアリアンぶっぱと突撃は併用されないので一瞬で殺される事は殆どない。

  そしてあまりトリガー割りスペルを採用していないからか弱肉を構えるだけでも突撃の合図に対する十分な牽制になる。

  流石に2週目に入られると捌き切るのがかなり難しくなるため、基本的にはその前に試合の趨勢を決めに行きたい。



5.対赤青(アワッホスSP系統)

  ここ1か月で急激にその数を増やした赤青だが、基本事項として相手のスピムと進化要員はフェリア3マーヤ3ツクヨミ3、そしてバアルも3枚積まれているだろう事を抑えたい。そして人によってはインペリアルソードやおおきくなるよ、虹キャンまで搭載される事もある。そんなアーキタイプに対して逃げ切りはほぼ不可能と言ってよく、対トリロス以上の削り合いになる。

  勝ち筋としては向こうがバアルで常に自傷している点をつき、射程範囲に入り次第トールを走らせて削り切る事が挙げられる。先攻時ならこちらから攻める事も可能だが、後攻1Tでバアルが飛んでくる確率が高い事を考えると非現実的。 他にも相手の手札が回り始めるとあらゆるユニットを手札でOCさせてくるので、普通にやるとダメージレースで負ける。そのため後攻時は尚更トールでの削り切りが必要になってくる。

  総じて一瞬の隙で試合が決まる、神経がすり減るような試合展開になる。



6.対盗賊

  現環境トップだろうアーキタイプ。それとの対戦は先攻だろうが後攻だろうが逃げ切りを選ばざるを得ない辛い展開になる。

  まず先攻後攻どちらでも共通する点として、徹底的に毘沙門をデッキ内に温存しなければならない(できればウィンナーカパエルと魔法石も)。下手に手札に入れるとエリートシーフがババ抜きを始める。それでも怪盗ZEROのババ抜きも非常に怖く、運が悪ければデッキの毘沙門を全部抜かれて即サレも辞さない事になる。

  そしてセイクリッドフィールドの返しを確実に行う事。これについては先攻後攻、相手の展開状況によって変わる。

  ・先攻時

  相手の最速セイクリッドフィールドは後攻4Tなので、軽減毘沙門と軽減シヴァベルゼで対処可能。相手の盤面に盾持ちがいる、もしくは3体以上並んでいる状況なら業を踏もうが構わず軽減毘沙門1択。シヴァベルゼ、シヴァシヴァマーヤなどのバーンで返せる状況ならそれでもOK。後攻時でも同じだが「1ターン待とう」という考えはシヴァヴィシュヌで更地にされるだけなので完全に悪手。

  ・後攻時

  これが問題。基本的にセイクリッドフィールドを撃たれるまでは御供で流したり2Tマーヤ3Tベルゼなどでどうとでもなるが、相手に最速でセイクリッドフィールドを撃たれると毘沙門が間に合わない。軽減シヴァ軽減ベルゼなどで焼くとしても対面に加護ニンリルが置かれていると最悪2〜3体盤面に残ってしまうことになる。

  これを打開するための策は聖典発動からの毘沙門もしくはメフィストしかない。

  前者に関しては『都合よく聖典が来て』かつ『都合よく毘沙門が出せる』状況じゃないと不可能。それらを可能にするためのリソース管理は最悪ZEROのCIPで崩壊しかねない。要するに運ゲー

  それと比べれば後者はまだ現実的で、幸いジョーカー発動までは御供で失点を0にする事が可能なので5ライフロスでも2点残る。御供2連打すれば3ライフロスに抑えられる。だから上の自由枠にメフィストを入れていた時期があったの。まあそれらのパーツをZEROに抜かれたら完全に終わりなんだけど。


  ここまでだけだと完全に盗賊へのヘイトを垂れ流してるだけのように思われるだろうけど、逆に言えばセイクリッドフィールド発動をちゃんと処理できれば、一気に天秤がこちらに傾く。向こうのスピムないし進化要員はシヴァOCとツクヨミ1〜2枚。序盤の失点を抑える事ができれば決してダメージレースに負ける事がないため、ジャンプーやベルゼや毘沙門で択る事でマウントを取る事ができる。最近の構築では黄ジャンヌを取らないため、流行当初ほどガン不利が付いていないのが幸いだろう。ただ何れにせよこちらが有利になるように動けるのが中盤以降になるので7点を削り切るのは難しく、逃げ切りの展開になりやすい。

  総じて注意するべき点としては「序盤にダメージレースで負けない」「セイクリッドフィールドを撃たれたら絶対に返す」という事だろうか。

  対盗賊は先攻なら微有利、後攻だと不利対面だろう。





  こんなものかなぁ......2か月ぶりの更新だったからちょっと内容がおかしいかも。あと少し言ったけどあくまでも俺個人の考えだから「この記事読んで装填赤黄使ったけど燃えたわ」とかの責任は一切取りません。「そこ違くね?」みたいなところはTwitterとかで指摘して貰えるとありがたいです。



  あと近況だけど、絶賛Q4の真ん中辺りで頑張ってます。ブログ途絶えてた理由はモチベが低下してたからかな。あとfategoとEXVSMBやってたから。

  ただここ2〜3週間はまたちょろちょろやり始めてて「珍しくAP盛れてるから何か書きたい」って書き始めたのがこの記事。早くQ3になりたいけど下手に燃えるのも嫌なのでコツコツ頑張ります。


  で、ちょっと前にエラッタの情報出てたね。アレについては新カード情報が来たらまとめて書くかもしれないし書かないかもしれない。

  取り敢えず現段階では「加護盗賊とディナー型ハンデスが構築崩壊して、レベコンが殆ど痛手を負っていないのでそれを喰える赤黄が相対的に強くなって、ハンデスが死ぬから珍獣復活するかも。このままなら多分【赤黄>レベコン>珍獣>赤黄】の3すくみになるのかな?(有利側>不利側)」って考えてるけど新カードが来ない限り何とも言えなさげ。



  ではまたそのうち。







よく分かる9月17日エラッタ






  だらだらしてたらいつの間にかニコ生が放送されていた。


  既に時遅しって感じでDOB更新、エラッタ、新弾の情報はあらかた他のブログ等で紹介されてしまっている。で、しかもエラッタ・新弾って今日でしょ?

  もはやブログを書く意味があるのかって話になるんだけど、取り敢えず環境に与える影響を考えると最低限エラッタについては話さなければならないだろう。




  じゃあ早速見ていこうか。画像は適当に探してね。





  《バルキリークララ》上方修整



  コストが軽くなって3CPに。ニコ生でも言われてたけど「ユグドラシルで止まらない」って意味でカンナと差別化できてきた感じ。


  ただしあちらの方は優秀なOC効果持ち。気軽にこいつを採用できる訳ではない。かと言って2CPで刷られるととんでもない未来がやってくる。まあ適当に飼い殺しておきましょう。





《雷龍》上方修整



  4CP→3CP、それに伴いBPが7/8/9から6/7/8に変更される。個人的にはちょっと面白い修整項目。


  今の黄色って行動権回りのコントロールが非常に強いんだよね。パール然りゴルクラ然り、それらで寝かせた相手をこれで除去するのは十分ありなんじゃないの。幸い7000ダメを耐えられるユニットはそうそういない。毘沙門以外では除去できない《ユグドラシル》なんかも成長する前なら除去が可能。

  まあ盾持ちには効かないしそもそもこれを使うなら呪縛付与で良いじゃんって話でもあるんだけど。





  《デビルウィンナー》下方修整

  《カパエル》下方修整

  《ブロックナイト》下方修整



  BPが1/2/3から1/1/1になり、ファンガスやマーヤへの耐性が完全になくなってしまった。まあ誰が見たって「珍獣」系統へのお仕置きだよね。

  「珍獣」系統絶滅の流れのようにも思えるが何だかんだで生き残りそうなのも事実。この辺りはいざ適応してみない事には分からないが、《ハッパロイド》のBPが下がってないあたり相手を御供で処理するならこいつを使えって事なのだろう。その御供も下方されるんだけど。


 死ぬほど分かりやすい「珍獣」系統絶対に許さないという流れ。このとばっちりを受けるのが各種進化カード達だが、その代表格であるのは《戦神・毘沙門》だろう。何せマーヤがいると更地時「Lv2カパエル→軽減毘沙門」のルートが不可能になる。黄単はともかくとしても往来の「赤黄」系統ではかなり深刻な影響。これからは他の1CP非サーチャー、もしくは2CPユニットを経由せざるを得なくなる。





  《人身御供》下方修整



  CPが0から1に変更される。「SR下方は来ない」という祈りなのか逃避なのかよく分からない謎の思想があったように思えるが、ここに来てついにSR下方が始まってしまった。まあ残当でしょ。


  流石に2体除去を0CPで使えた今までがおかしかったと思うんだよね。まあこのゲームにおいて1CPを残すのがどれだけ難しいのかは余裕で分かるが...。

  確かに後攻から捲る手段としてかなり重宝されてたんだけど、先攻が殴るだけ殴って0CPで轢き逃げする事が可能だったのも問題だったはず。


  そしてお仕置き修正が入るわけだが、この辺りの影響は各種アーキタイプによるところだろう。

  2T時の「カイム御供」が不可能になるのは少しネックだが、「赤黄」系統なら十分採用可能なはず。

  逆に「OC特化珍獣」系統だと上述のサーチ珍獣のエラッタ含めて結構な打撃が出てくる。流石に後攻1Tマーヤ・2Tマーヤを捌くために踏み台にできるユニットが少なくなった上、ただでさえ序盤はかつかつなCPの中で1CPを捻出する必要がある。2T目でシヴァOCを作れる方々については関係ないだろうが。

  「黄青」系統に関しては全く知らないし使ったこともないデッキだから何とも言えない。





  《原初神ガイア》上方修整



  CP6→CP5に変更された。シヴァに立場を完全に喰われていた事を考えての救済処置だろう。


  5CPになったため「シヴァベルゼ」と同じように「シヴァガイア」で完全更地を狙う事が軽減なしで可能になった。前者と違ってこちらの盤面も間違いなく更地なんだけど。

  コストはかなり重いものの、オリボ次第で4枚目以降のシヴァとして運用するのはありなんじゃないかなぁ...





  《大魔導士リーナ》上方修整



  CPが5になりそれに伴いBPが6/7/8→5/6/7となった。


  CPとBPの観点で見た限り、まあこれで見紛う事なき「青いベルゼブブ」みたいになった感じだよね。5CPと6CPの差ってのはそれだけ大きかった。


  ただ今の環境は全体除去がアホみたいに多いのも事実。逆にそいつらでは除去できないユニットを破壊できるって利点もあるんだけど、ちょっとこれがどう影響として表れるかは不透明。黄青

  5CPになることで現実味を帯びてきたタッチ採用って観点でもシヴァという化け物が存在している点がネック。おもいきってユグドラヴィシュヌを潰すために採用するのはありだが...


  種族で見た場合については言うまでもないでしょ。「魔導士」自体がオワコン





  《アステロイドガール》上方修整



  何故か存在してしたデメリットが削除。


  まあこれで中々強くなったって感じだけど、現状緑の2CPは《ラミア》一強なんだよなぁ.....

  こっちがOCさせないといけないという条件があるのに対して、向こうは取り敢えず初手で出せば次のターンには「2コス7000」が完成してしまうのだ。その汎用性の壁は非常に大きい。


  日の目は見なさそう。





  《ミューズ》下方修正



  破壊時効果に条件が加わり、自陣の緑ユニットがこいつだけだと【舞姫】サーチが発動しなくなる。

  後攻3CPスタート化だったり除去が強い環境だったからタッチ採用が容易な上、破壊時効果により自己完結してしまっていたミューズ。緑3CP帯では、下手すると全3CP帯でもこいつだけ頭1つ抜けていた。まあ予想できてたお仕置き修正だよね。


  「青単」系統を中心にちらほら見受けられた「タッチミューズ」は実質機能停止。本来異物となる他の色のユニットでもその自己完結力のおかげで異物にならなかったが、こうなると流石に気軽に採用はできなくなってくる。まあそもそも上位帯だと「タッチミューズ」自体が殆どいなくなってたけどね。

  いつかの記事で語っていた「海洋tミューズ」はいよいよ死んだ感じ。元々死んでたんだけど。


  「タッチミューズ」以外なら特に問題が起きてないあたり、ひとまずタッチ採用を不可能にさせて様子を見るという事だろう。これ以上暴れたら【舞姫】サーチ自体が無くなりそうな気がする。





  《強さの代償》上方修正



  6000ダメに変更された。多分デメリットの2ライフダメが1ライフダメに変わってればヤケクソに強かったんじゃないの?

  6000バーンのために2ライフ払うのは流石によろしくないです。撤収。





  《裁断のライブラ》上方修正



  BPが4/4/4。終わり。





  《オルトロス》上方修正



  CP3→CP2に変更され、それに伴いBPが5/6/7→4/5/6/となる。

  3コスの癖にBP5000、しかも同じコスト帯にはこいつより汎用性の高い《イシュタル》がいるからお察しって感じだったけど、効果そのものは決して弱くなかった。

  2CPとしては中々強いカードにはなったんじゃないかな?まあ今の青2CP帯って激しい生存競争が起きてた気がするけど...





  《刺撃のスコーピオ》上方修正



  BPが3/2/1から4/5/6になる。

  正直どうしてそんな低すぎるBPで刷られたのか謎だったが、こうなると完全に新カード。ただそれでも使われるかと聞かれると......





  《キュベレー》上方修正



  BPが5/6/7から6/7/8に上方。


  元々BP戦ではほぼ負ける要素がない緑においてこいつの貫通付与はかなり脅威となっていた。一方でそのBPが【蝿魔王剣】即死だったからそれほど使われなかったんだよね。


  しかしこうなると話は違ってくる。BP6000、効果的には攻めのティターニアって感じだろう。決して弱くはない。(まあ今季はそのティターニアがエラッタ以来初めて1pt落ちしてたんだけど)

  《ミューズ》弱体化の恩恵が得られる訳ではないが、「緑単」などで高いBPで一生上から殴りたいなら是非採用したいところ。





  《びっくりクッキング》上方修正



  効果発動時CP+2が追加される。



  そもそも相手ターンにCPを残す事が難しいし、その追加した2CPで何をするのかって話だよね。解散。





  ここまでがエラッタの概要。注目したいのは今後「珍獣」系統がどうなるかと3枚のSRがどうなるか、そして「タッチミューズ」が存在しなくなる点。


  特に「珍獣」系統周りで大きく環境が変化するだろう事は是非押さえておきたい。




  ちらほら適当だけど今回はこんな感じで。あ、一昨日のDOB更新については時間的に書けませんね。新カードのレビューについても不可能。他のブログでも取り上げているだろうし、気になる人はそれらを見に行こう。


  まあ正直に言えば、思ってたより新弾にインパクトが無かったから筆が進まなくて諦めてしまったんだよね。環境が少し煮詰まってきたら、それについて纏めた記事は書くと思います。


  では。





  

よく分かる9月1日DOB更新






  更新が遅れて申し訳ありません。この記事を書き始めた段階で既に深夜3時を過ぎてます。もっと早く書き始めるべきだった....



  今回は前シーズン総括はしません。どうせ「Sデッキ大量増加」「全国に出てくる殆どのデッキのオリボがB以上」って感じで終わるしね。


  ちなみに前回の更新の際に閾値が変わってます、お忘れなく。



  じゃあ早速見ていこうか。





7位《破壊少女シヴァ》0pt維持


  1.4SR筆頭。「虹色ユニット」などと言われるシヴァだが、参戦から1か月が経ちついに同色の先輩たる《蝿魔王ベルゼブブ》(11位)を差し置きトップ10入り。本当にどこからでも飛んできたよねコイツ。





9位《ミューズ》0pt維持


  お前もついにトップ10入りしたか...

  既存の環境を定義し続けた1枚。後攻3CPスタート化によりタッチ採用が増えた事もありここまで躍進。





17位《パールヴァテイー》0pt維持


  黄色の後攻初手筆頭カード。当然先攻初手で出しても機能し得る。

  後攻1Tに出して《ライブオンステージ》を伏せればほぼ発動できる、呪縛付与がランダムのため加護にも刺さる、そもそもBP6000という点などVRにあるまじき性能を持っている。

  黄色3コス枠はおろか、全色の3CP帯を見てもコイツの上にいるのは《ミューズ》のみ。初手パール対策はしっかりと。





21位《純情ヴァルゴ》1pt→0pt


  まあそんなに不思議でもないんだけど、エレメント持ち系トップは当然こいつ。主に見かけたのは「アリアンロッド珍獣」に採用されているところだけど、「赤黄系」でカイムの代わりに採用されているのもよく見かけた。あと「巨人」デッキ。





26位《統制者ヴィシュヌ》1pt→0pt


  1.4SRではこいつが第2位。緑SRの中ではかの《ユグドラシル》(28位)を抜いて1位に躍り出た。

  今まで緑は「相手を直接小さくさせる手段」というのがなかったのだが、こいつの登場によりそれを得た形。隣に並ぶだろう《ユグドラシル》と合わさって相手のアタックを抑制させる。「BP戦では無敵」という緑のコンセプトが漸く戻ってきたとかなんとか。まあ僕は1.0やってなかったから分からないんだけど。





34位《天帝インドラ》1pt→0pt


  めんどくさいからもうカウントしないけどこいつも高順位。インドラ→ゴルクラのコンボも強いが、それと同じかそれ以上にPIGも強力。甘えた毘沙門を咎められる。





35位《ラミア》1pt→0pt


  無事にターンが返ってくればBP7000が完成する事を考えれば、緑系統の先攻初手筆頭は断然こいつ。当然順位は高い。





42位《ダークプリースト》4pt→0pt

57位《選ばれし者》2pt→0pt


  前季のSデッキ達の根幹となってたこのペアは当たり前のように0pt入り。それでも5月の《策略の装填》6位より低いのは「何に入れても強い」系じゃないからだろう。

  《選ばれし者》は所謂コンボ系や種族デッキには入らない。《ダークプリースト》を採用するなら基本的に黄色系デッキになるし、ましてやこいつをタッチ採用するのはちょっとキツかったと思う。

  122位には《神札再生》(4pt→1pt)も確認できる。上2つと常にセットで採用されていた訳ではなく、人によって入れたり入れなかったりしたのだろう。


  関連事項なので合わせて記述するが、


52位《パズズ》1pt→0pt

54位《ジェスタークロー》4pt→0pt

58位《奮迅のレオ》4pt→0pt

60位《司令官テイアー》2pt→0pt

70位《ゴールドクラウン》1pt→0pt

93位《ガネーシャ》4pt→0pt

103位《神域のジャンヌ》1pt維持

129位《ピエロ達の宴》4pt→1pt


  そのSデッキ群に投入されていたユニット達。どいつもこいつも順位が高い。

  さらに、

81位《亡霊を喚ぶ街》2pt→0pt

92位《夢破れし者》2pt→0pt

108位《繁栄の対価》4pt→0pt

148位《スピード違反》2pt→1pt


  Bデッキ・Sデッキを問わず色んなデッキから飛んできたトリガー・インセプ。どいつもこいつも順位が(ry  

  上の一覧も含めて若干の抜けがあるかもしれないが気にしないで欲しい。

  ちなみに《夢破れし者》は0CPのくせにインセプドローがついてるからデッキ圧縮にもなる有用インセプ。





48位《追い風》0pt維持

53位《グランドビートル》0pt維持

62位《アリアンロッド》1pt→0pt

80位《はにわ》1pt→0pt


  「アリアンロッド珍獣」パーツで今季0ptなのはこいつらかな。また後で少し触れます。





61位《創造神機ブラフマー》1pt→0pt


  1.4の青SR。1.3EXのSR陣と同じくこれで1.4のユニットSRは全て0pt。強い。

  凶悪化が止まらない除去に対する回答として用意されたのかなって今では思う盤面アド最強格。ファンガスを墓地に落としてからの「虹キャンブラフマー」とかいう犯罪ムーブが生まれてから随分と久しい気がする。





64位《空色のコルフェ》1pt→0pt


  「受けのハデス」みたいな感じのカード。後述のイシュタルとも相性が良いため「青単死壊石コントロール」系統のみならず「青単」系統なら標準搭載されていた。





67位《怪盗ZERO》1pt→0pt


  こいつの汎用性も中々高いよね。「青緑盗賊」じゃなくても緑系なら入れた方が強いだろう。第1効果が「珍獣系」にクリティカルヒットするし、第2効果も自身のデッキ回転率を上げる事ができる。そして何故か持っている固着。確固たる0pt性能。





73位《蛮勇のキャンサー》4pt→0pt


  「赤緑tキャンサー」の「キャンサー」。こいつがこれだけ高順位な事から、前季においてこのアーキタイプがどれほどいたのかが容易に分かるはず。





94位《イシュタル》2pt→0pt


  「青単死壊石コントロール」系及び「黄青イザナミ」系でも採用が見られたカード。

  「バンシーのサーチが散るからダメ」ってのが僕の考えだったんだけど、その考えを改める必要が出てきた。それこそ「挑発イザナミ」軸だったら「バンシーイシュタルロキ」で良いのだろう。ここにハデスを組み込んだとしてもウィルスの効果がハデスと噛み合うから採用のメリット>採用デメリットという事か。





  95位〜100位の《聖天使ニケ》《心眼のナギ》《ヘブンズリリー》《海鳴の精ウンディーネ》《炎鬼イフリート》《拷問官アーテー》が1pt落ちしてたらとんでもない事になってたでしょう。特に《聖天使ニケ》と《拷問官アーテー》。まあ《聖天使ニケ》に関しては既に「ニケバアル」の生息が確認されてるんだけど。





  少し足を止めよう。

  ここまで見た限りでもエラい事が起きてるわけなんだが、実際のところ「《策略の装填》環境」後のDOB更新ほどのインパクトはない。まあ5月のオリボバブル程のSデッキ環境ではなかったって事だろう。それでもSデッキが多かったのには変わりないが。

  前季はSデッキ群以外にも「アリアンロッド珍獣」「赤緑tキャンサー」が多かった。それを鑑みればS環境というよりは「全体的なDOB平均が高い環境」って感じだったのだろう。





  じゃあ話を戻します。





102位《クシナダヒメ》0pt→1pt

105位《絶望の天魔アザゼル》0pt→1pt

106位《暴虐のネビロス》0pt→1pt

109位《迷子》0pt→1pt

111位《カラスマドウ》0pt→1pt

112位《見習いシーフ》0pt→1pt

113位《総督者ネビロス》0pt→1pt

114位《ムーンセイバー》0pt→1pt

116位《スカルウォーカー》0pt→1pt

121位《リーフィア》0pt→1pt

123位《大魔導士リーナ》0pt→1pt

124位《潜在解放》0pt→1pt

128位《開眼のアヤメ》0pt→1pt

130位《勇猛なる決起》0pt→1pt

135位《暴虐王バアル》0pt→1pt
 
140位《エリートシーフ》0pt→1pt

145位《鼓舞の精ノーム》0pt→1pt

157位《闇取引》0pt→1pt


  長々と書いたけどようするに上のSデッキパーツやその他出世したカード達に押し出されたカード群。

  特に気を付けたいのは《勇猛なる決起》と《闇取引》。今後意味不明な無色伏せアタックはこいつ等が控えてる可能性が非常に高い。《暴虐のバアル》も赤系相手なら注意したい。


  逆に「ああこのカードはもう終わったんだな」って感じが否めないのは《クシナダヒメ》《絶望の天魔アザゼル》《大魔導士リーナ》《暴虐のネビロス》の4枚。

  元々「クシナダ0pt」に関しては「お前どこで使われてるんだよ」って感じだったし、かつて1.2EX時代の覇者だったらしいアザゼル・暴ネビは他の面々のカードパワーに置いていかれつつある。大リーナに至ってはその就職先である「海洋」系統・「魔導士」系統の減少が響いてる。


  まあアザゼル・暴ネビはポイント調整として使われる可能性があるが果たして...


  というかクシナダと大リーナって初めて1pt落ちしたのでは...





  面倒だから省略するけど昆虫パーツはどいつもこいつも1ptついてますね。侍も似たような状況だけど後述。





141位《巨人の集落》2pt→1pt


  前季序盤は結構「巨人」が多かったからその影響かな。221位の《アメノタヂカラオ》(2pt→1pt)もその名残。このアーキタイプは黄色系Sデッキが増えるに連れて数を減らしていった印象。





152位《相剋のジェミニ》2pt→1pt

188位《圧殺のタウロス》2pt→1pt


  「青緑盗賊」系でこいつらをタッチすると働くとかなんとか。どちらも優秀なエレメント持ち。かたや「デスクラウン内蔵実質3コスBP7000」、かたや「見習いシーフのBP5000版」。

  まあ他のエレメント持ちもそうなんだけど、いざ全国で使ってみないと強さが分からないカードだよね。新カードレビューでこいつらをボロクソにdisってた自分が恥ずかしい。





169位《キャプテン・キッド》1pt維持

172位《虹色のキャンバス》1pt維持

197位《青海のドーリス》0pt→1pt

204位《ヴォジャノーイ》0pt→1pt

213位《海底の楽園》0pt→1pt

244位《伝説の奇術師》1pt維持


  1.4導入で完全にオワコン化した「海洋」系統なんだけど、案の定順位が大幅に後退した。その辺の事情が知りたい人は前々回の記事やヤリザさんの記事を見てくれ。

  唯一《ファンガスガール》(139位:1pt維持)が順位を後退させてないのは「ブラフマー軸青単」系で採用されているから。キッドや虹キャンもまだ「青緑盗賊」で採用先がある。


  今季は適当にカードを入れていけばかつての構築でB構築が可能であるが、果たしてその構築には未来があるのか...





171位《レイニーフレイム》1pt維持


  こいつも大リーナ同様「終わったカード」なんだろう。だいたいシヴァのせい。単純に「ベルゼレイニー」と同じ事が「シヴァレイニー」でできる上、後者の方が汎用性に富む。





178位《死神のランプ》2pt→1pt


  「アリアンロッド珍獣」への対策として入れられる事が多い最近だが、同時に「黄単」系統のライブ発動も咎められる。腐らないメタカードとしては中々だろう。





179位《バブルスウルフィン》1pt維持


  まあここに来るまでずっとスルーしてたんだけど、今回の更新でスターターパックのカードがちらほら順位を上げてるんだよね。夏休みスペシャルだかなんだかのキャンペーンで貰える獣カード達も大幅に順位が上がってて、「あー新規が増えたんだなー」って感じ。

  ホームのゲーセンも初心者達で満Jになる事もそれなりに多くあったし良い兆候だろうね。





  話が逸れてしまった。





  189位《サイボーグ死兵》4pt→1pt


  前季の青系オリボ要員筆頭は多分こいつ。効果を考えれば他の色にタッチで採用しても腐らないだろうけど今季は冬眠の構え。





192位《ネクロポリス》2pt→1pt


  前季の青系の不可解な2CP残しの殆どがこいつだった。毘沙門やシヴァで吹っ飛ばしたらこいつでタナトスや蒼炎が再生されたりなど。少しランダム性が強いのがネックだが、ブラフマーやこいつと言い青は「除去に対する回答」が増えたなぁ...





201位《グリーンアント》2pt→1pt


  昆虫待望の新カードだったが今季中盤〜終盤にかけて行われたイベントもあって全国で見かける事は少なくなかった。多くもないけど。

  しかし2枚ドローだから終盤でユニットが枯渇するって問題もあるよね。その辺りの兼ね合いは「昆虫」使いじゃないから分からないんだけど。





207位《キングバクダルマン》2pt→1pt


  「先攻1T2コス3000スタートにこいつを叩きつければ犯罪でしょ」みたいな事を新カードレビューの際言った気がするが、案の定犯罪だった。

  とは言え環境的に「先攻1T2コス3000スタート」が少なくなったこの頃。大抵ラミアかカンナか軽減パール辺りが飛んでくる事を考えれば、来季の出戻りが予想される。





229位《安穏のアリエス》2pt→1pt


  「魔導士」はほぼ完全に絶滅してるから主な採用先は「赤黄」系統だっただろう。単純に3コス6000に次元干渉が付くのは破格。それだけ。





240位《突撃の合図》4pt→1pt


  「アリアンロッド珍獣」の最大得点力となり得るカードは1ptとなった。対戦相手の一瞬の隙を付いて追い風連打からのこいつで5点、シヴァOCやヴァルゴOCと合わせれば1ターンで6点取る事も不可能ではない。

  こいつや119位の《狂犬の採掘》(2pt→1pt)の順位の高さから、如何にこのアーキタイプが多かったかが分かる。前季の構築だとDかギリギリCとなり、今季もB構築にしようとしたら4ptの《キラーヴィーナス》を頼る事になるだろう。





242位《トリックメイジ》2pt→1pt

254位《アメノウズメ》2pt→1pt


  この2枚は「黄単S」での4枚目以降の進化の土台として使われたのだろう。《トリックメイジ》はデッキの性質上効果も噛み合う。





256位《フェイタルスラッシュ》4pt→1pt


  「OC特化珍獣」と「アレス珍獣」にポイント調整として採用されていた。主に使われたのは第1効果の「1ライフダメージ」。





270位《クローン生成》2pt→1pt


  2pt最下層から1pt最下層へ昇格。こいつも上述の《フェイタルスラッシュ》と同様「OC特化珍獣」と「アレス珍獣」のポイント調整枠だった。





295位《流浪の剣士サツキ》2pt→1pt


  「巨人」同様「侍」系統も前季序盤はちらほら見かけるアーキタイプだった。単純にこの2つ、前者は加護、後者は消滅効果耐性で「アリアンロッド珍獣」をメタれるからだろう。

  結局このアーキタイプも黄色系Sデッキが台頭するにつれひっそりといなくなってしまったのだが。





303位《歴戦の勇士》1pt→2pt


  こいつが2pt落ちしたのは各種ウィルス達の影響なんだろうなぁ...

  後はそもそも戦闘をせずに寝かせてライフを取る黄色系Sデッキが多かったりとか。てかこれもウィルス出してどうのこうのってデッキか。

  まあ《勇猛なる決起》《闇取引》共々対戦相手の無色伏せパンチには注意しよう。





309位《闇夜のクリスティ》1pt→2pt


  イシュタル参戦により混迷する「不死」枠争いにこいつが勝ち抜ける道理はありません。





349位《刺撃のスコーピオ》4pt→2pt


  「赤黄」系統に入れて「タイムオブプリンセス内蔵スピム」として利用しているのが対面に何回か来たかな。後は「忍者」デッキくらいか。





358位《巨獣の威嚇》4pt→2pt


  流石に0CPでBP+5000は許されないのだろう。こいつに関しては使われた事が一回も無いのでなんと説明すれば良いか分からない...





373位《時の圧縮》2pt維持


  黄色系Sデッキのジョーカーが明天凶殺なると同時に採用されていたのだが、流石に採用され始めが遅かったようです。




378位《アンチ・トリガー》4pt→2pt


  まだJ2だった前季初日、「海洋tミューズ」使ってたらこいつを撃たれて虹キャンと楽園を消滅させられました。それも2人に。

  まあそれは置いておくとして、魔法石っていう虹色トリガーが存在する都合上こいつのピン積みは悪くない。しかし結局前季は消滅したカードを引っ張る異次元ユニットが環境を定義してたから、初日以降は一切見なかった。ランク帯による構築の違いもあるけど環境が環境だったという事だろう。





401位《黄金蝶の少女》4pt→2pt

419位《レッドシーサー》4pt→2pt


  このギミック使ってたエージェントいたんだ......と思ったのだが、こいつらの集計ポイントは100pt前後。2pt/4ptのボーダーが58ptだから、実際のところ殆ど変わらないように思える。

  まあそれでも40pt以上多く使われてたのは事実。もっとも、ptの算出がどのように行われているのかが不明なので、具体的にどれ程使われていたのかは甚だ疑問ではある。





  もうこれといって記述すべき点もないし4pt入りした有用なカード(主観)を画像でお届け。





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  赤は《ダーティークロー》《ニードラ》、黄色は《キラーヴィーナス》《ストラグナー》、青は《キャタピワラシ》《イエティ》辺りが注目株かな。

  それらに対して緑がやたら豊作で、「緑系3コスDOB要員」である《ローグソルジャー》《義勇馬エニフ》《ゴッドフィスト》の全てが4pt入り。まあ使うんだったら《ローグソルジャー》かな。


  こうしてみるとDOB要員は1.4導入前の光景そのものだよね。単純に前季は新カード達が4pt枠を占拠して、今季はその殆どが上のポイント帯に行ってしまったからなんだけど。


  で、気付いてる人も多いだろうしさっきちらっと言ったんだけど、どう考えても「ニケバアル」が出てくるよね。

  流石に今の環境で「ニケバアル」を握るには勇気がいると思うが.......とにかく相手のキャラがピンクだったら注意しよう。





  今回はこんなところで終わります。


  次の記事の予定はまだ決まってないので暫くROM専やります。




  では。








  




 






余談枠:「人権ってなんだよ」含む3本






  まあまたしてもなんだ。前回の記事で「攻略記事を書きたい(ドヤ」って言ったわりには今回もかなり脱線してるんだ。すまない。





1.近況、使用デッキの紹介


  この環境が始まってから3週間以上経つ。各種新カードの殆どにオリボがついて当たり前の如くSデッキが大量増加し、Sデッキに限らず数多のオリボデッキが群雄割拠したスーパーオリボ環境。


  当然僕もこの流れに乗る。その結果、






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  8月20日にQランに昇格しました。取り敢えず報告として。


  J1昇格から3週間での昇格。長いようで短かったが何れにせよ8月中に昇格できて一安心って感じ。今はまたしてもルーパーやってるけどそのうち抜けるだろうからのんびり構えてる。



  これだけだと味気ないから昇格まで使用したデッキを紹介しよう。主題でもなんでもないくせにやたら長くなったから、興味ない人は次の項目までスルーしてくれ。






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  《選ばれし者》を主軸とした「黄単ミッドレンジオリボA」。1.4最序盤で爆発的な流行を見せた「INA黄単」、現環境でかなりの勢力を誇るSデッキ「黄単tレオ」それぞれのギミックのハイブリッドに近い。若干後者に寄っているが。


  元々このデッキの原案は前回のイベントのミッションで「Aデッキの使用云々」の項目があり、それに対して用意したデッキだった。

  存外しっくり来てしまったものだからそれまで使ってた「青緑」「海洋」をほっぽりだしてずっとこのデッキを使ってた。まあその原案はジャンプー3→ミューズ3、毘沙門1ガブ1→ユグドラ2って感じでかなり差異があったけどね。環境への回答、シナジーを突き詰めた結果がこの形。

  《選ばれし者》の強さは前回の記事で語った事なんだけど、このデッキの性質を決めてるのはまさにこいつ。これと《ダークプリースト》《神札再生》によってその時々での最適解を持ってこれるのが強み。手札に魔法石が無かろうが《神札再生》で毘沙門を持ってこれる、軽減《ダークプリースト》から軽減ガブリエルが可能と書けば分かりやすいだろう。


  
  ここまでだけだとかなり強いんだけど、一方で弱点も如実に存在していて、まず「OC特化珍獣」が性質的に無理。気休め程度に黄封殺を1枚入れてるけど、その程度で止まるほどあのアーキタイプは優しくない。


  次に「シヴァベルゼ」を防ぐ択がないって点。まあそもそもこの択を防げる方法が少ないんだけど、とにかくこのデッキのBPが6000に集中してるから「シヴァベルゼ」で大抵壊滅する。そして更地にされると言うことは次のターン《神札再生》を発動できないため、返しの選択肢がかなり狭くなる。無論だけど「マーヤチェイン」や「マーヤベルゼ」をされようものならゲロ吐く。


  最後に構築が歪なため事故が起こりやすいって事。《選ばれし者》の性質上なるべく1T目で踏みたいが、2T目以降の後続ユニットをこいつで持ってこようとするとユニットが出てこなかった」で事故る確率は決して低くない。逆に1T目、つまりマリガンに《選ばれし者》を保存しなかった場合、トリガーに直接アクセスする手段が無いため引けない時は本当に引けなくなる。デッキ圧縮をほぼ《選ばれし者》に頼っているので、その状況に陥った時デッキが回らなくなるんだよね。「選ばれし者を1T目に踏んで事故る可能性」と「選ばれし者をマリガン基準にせずにその後引けなくなる可能性」ここにジレンマが存在する。 

  ここに拍車をかけるのがユニット構成の歪さで、気軽に出せる軽量ユニットがポメしかいないのも問題。後攻ですら軽減を含めても出せる択は4つ。要するにこのデッキはマリガンが非常に難しいんだよね。「ポメパールダクプリ選ばれし者」みたいな最強マリガンをできる程僕のマリガンは『選ばれて』ない。



  ドヤ顔でデッキ公開してるように見えるかも知れないけど、こう言った通りこのデッキはほぼ欠陥品。これをそのままコピーして使うよりは他のSデッキをコピーした方が絶対良いと思う。この環境あと5日ほどで終わるけど。


  まあ自分への戒めも含めてデッキ公開って感じ。このデッキの話は今回の記事の主題じゃないからこれで終了。





2.Sデッキを受け止める


  じゃあ主題その1行こうか。

  
「Sデッキばっかでつまらない」みたいな声がTwitterでちらほら見受けられたから、これについて話していこう。


  まず大前提として今出てきてるSデッキは「黄単tレオ」「四色加護黄ジャンヌ」の両雄だろう。最初に黄単Sが出てきて、さらにタッチでレオやシヴァを採用したSデッキが誕生。それをメタる形で黄ジャンヌやユグドラに加護をつけてそのまま高BPで押しつぶす後者のデッキが現れた。

  前者は圧倒的な数を誇り、後者は性質上あらゆるデッキにメタを張れるデッキ。今全国やれば大抵こいつらが出てくるし、先日頂上がSデッキ対決になった事からも今の環境の歪さが分かる。

  まあはっきり言っちゃえば、5月初旬に発生した「《策略の装填》環境」以来最大のオリボバブルが現在進行形で起きてるんだよね。しかもそっちとは違って期間が1カ月。当然J帯以上の総AP数はかなり増える。僕の観測範囲内でもかなりの数のQランが誕生してるし、昇格報告のTweetも非常に多い。


  で、このスーパーオリボ環境なんだが、光もあれば闇もある。多くの喜びの声が上がる中でこの環境への満腹感を匂わす声は多々あるし、やはり不満の声も大きくなりつつある。冒頭で述べた「Sデッキばかりでつまらない」はその良い例。



  先に、これに対して当ブログの立場を表明しよう。この台詞を表面上だけで捉えるとギスギスしてて嫌な気分になるのは否定しない。しかし実際のところ、この台詞は現環境への不満として出ても致し方ない声だろう。


  「Sデッキばかりでつまらない」。こう主張するエージェントは間違いなくこのゲームを対戦ツールとして捉えてるはずだ。つまり「本気のデッキで本気の殺し合いをしたい」という事。そう言った純粋な対戦目的を持つエージェントにとって、「弱いデッキ」が多く出てくる今の環境が1カ月も続いてるのは楽しいとは言えないものだ。当然飽きるしモチベーションの低下にも繋がるだろう。

  一方でこのゲームを「APレース」として捉えてるエージェント達はどうだろうか。恐らくその大多数にとって今の環境は盛り時であろう。なにせ確かなパワーを持つSデッキだ、1回勝つだけで少なくとも800AP、格差マッチを制すれば1000APを手に入れる事ができる。この機会を逃す理由はない。


  極端な形で話したけどだいたいこんな感じだろう。「対戦ツール」として考えた場合今のCOJは確かに物足りない部分があるし、「APレース」として考えた場合は間違いなく盛り時。これに関してはどっちが悪いって話ではなく、根本的な原因はDOBシステムそのものにあるだろう。しっかり閾値変更をしても防げなかったのだ。やはりこのような「スーパーオリボ環境」は新ver導入後最初のDOB更新で必ず生まれるものとして今後も付き合っていくしかないだろう。


  まあ正直な話、この歪な環境が1カ月も続いている事を考えれば、来季も碌でもない環境になりそうなんだけど......先日排出されるようになった新PRとか「侍」とか全然見ないんだよね。ヤバいでしょ。





3.人権ってなんだよ


  主題その2。まあどこまで本気で言ってるのか分からないから冗談って可能性もある上、僕の観測範囲内に入ってきたのが少し前だからちょっと古い話なんだけど。


   曰く「〜ランクまでは誰でもなれる、そこまではチュートリアルライン」「〜ランク(まで)は人権ない」など。



  人権って何?馬鹿なの?



  アホくさすぎて話すのも馬鹿馬鹿しいし、別に案件にするつもりはない。喧嘩を吹っかける気も一切ない。でも個人的にイライラしたから話したいって感じ。


  「〜ランクまでは誰でもなれる、そこまではチュートリアルライン」

  この〜に何が入るのかって問題でもあるんだけど、あえて僕の見解を述べるなら「(ちゃんとカードを入手しデッキ構築をちゃんと考えプレイする意欲があれば)J4までは多分誰でもなれる」って感じ。まあ僕の経験だったり、SS帯やS帯の知り合いのプレイを後ろから見てて思った事なんだけどね。

  確かにこのランク帯はそもそものデッキ構築に問題を抱えてるエージェントが多い。トップメタの概念を理解するには難しいランク帯だから、それこそ今のJ帯上位・Q帯のそれより多くのデッキが群雄割拠してる状態にある。まあプレイしてる環境が違うんだよね。

  その戦国時代の中において、J4を踏む事に成功したエージェントと未だに戦国時代を生きてるエージェントの違いは「カード資産の差」もしくは「使用デッキのパワーの差(珍獣系など)」。それは間違いない。だから上述の通り「条件を満たせば多分誰でもJ4になれる」という認識。それでも多分って付けるのは、APによるマウントを取って自分の考えを中堅プレイヤー達に押し付けたくないから。


  チュートリアルラインってのも確かに言い得て妙な所はある。その考えがトップ層の目線による事は変わりないが、J4とSS1の間に確かな壁があるのは事実だろう。その壁に当たる事が自分のプレイング・デッキ構築を見直す機会になる。その強大な壁をチュートリアルラインとして設定するなら、確かに頷けるものがあるのは事実だ。

  しかし、僕はSS帯でゲームを楽しんでるエージェント達に「お前はまだチュートリアルが終わってない」って言う気にはならない。その理由は単純で、その発言はSS1以下にいるエージェント全員を馬鹿にしてる発言に捉えられかねないから。

  まあこの辺りは何とも言えない難しさがあるし、中堅プレイヤーがそれにより一定の目標を得られるなら別に構わないのだろう。そこまで考えると、これについてはそこまでイラついたりはしないんだ。


  問題なのはもう1つの方だよ。


  「〜ランク(まで)は人権ない」


  重ね重ね言うが喧嘩を売るつもりはない。でもこれは流石に馬鹿にしてるでしょ。


  ちなみにさっきの「チュートリアルライン」が「人権ライン」に拡張されるんだったら、迷わずそれを否定するよ。


  では考えてみて欲しい。例えば僕が自分を謙遜する意味合いで「Q4は人権ない」ってここで発言したとしよう。(絶対にそんな発言はしないけど)

  それってつまりQ4より下のランク帯のエージェントを馬鹿にしてる発言じゃない?少なくとも僕はそう思うよ。「Q4が人権ないって、じゃあそれより下にいる僕(私)はどうなるんだよ」って話でしょ?

  7月27日現在、Q4以上のエージェントは約300人いる。その中で僕がそういう発言をしたら、それはそれより下のランク帯にいる何千何万ってプレイヤーを馬鹿にする発言となるだろう。


  これが「J4は人権ない」「SSは人権ない」とかでも同じだよ。いくら自身の謙遜として発言しようともそれはその下にいるエージェントを馬鹿にする発言になる。単純に僕がそういう形での謙遜(のようにも受け取れる発言)が気に入らないって話なんだけどね。とにかくゲームに人権もクソもないでしょ。「(環境的に)ベルゼ持ってない奴は人権ない」などのカード資産と環境に関する人権云々は話が別なんだけど。

  まあ少なくともAP云々での人権がどうこうは違うでしょって感じ。


  まあこういう話がちらほら出てきてるのは多分Q帯・J帯それぞれの総人口が増えた事にも起因してるのだろう。J帯以上はもう8000人近くいるらしい。僕がJ4昇格した時は3000ちょっとだったから本当に増えたなって実感してる。サブカを抜いた実人口がどれくらいかは分からないけど、それでも増えたのは良い事なんじゃないかな。



  締まらない終わり方になってしまった......







  今回書きたかった事はこんなところかな。最後に、不定期更新のブログにも関わらず、更新する度に多くの人に当ブログを読んでいただいてる事、本当にありがとうございます。



  次回の記事こそDOB更新についてかな。



  ではでは





近況・COJブログ・現環境などまとめて増刊号






  いろいろ訳あって(後述)前回のDOB更新についての記事を書けず、そのまま2週間近くが経過した。

  まあDOB更新以外にも記事の主題になりそうな案件はあったんだよね。個人的な話とかwikiの活性化とか承認欲求とか第3回アルカナカップ選抜とか最近の環境とか。でも遅筆だから中々更新できずに今日に至っている。



  なので、今回の記事はそれらを全部ひっくるめて自分の考えを簡単に書こうかなって感じ。ふざけたことにDOB更新が9月までないらしくて、このままほっとくと1カ月更新がされないっていう由々しき事態になりそうだし。


  内容は日記みたいだったり感想みたいだったりいろいろごちゃ混ぜだけど気にしないで欲しい。








1.近況






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  7月30日にJ1昇格しました。


  5月の初頭にJ2昇格だったから期間としては3カ月かな?2カ月近くルーパーやってた事を考えれば8月前に到達できたのは行幸と言えよう。

  使用デッキは前回の記事の通り相変わらず「海洋tミューズ」。オリボ更新日に《アクアランサー》でBデッキにしたものを用いてその日の昼頃に昇格。その後昇格に浮かれてのほほんとしてたら更新記事を書くのを忘れてたってのがオチ。


  1カ月通して使い続けた「海洋tミューズ」だが、正直このデッキを握ってなかったら未だにJ2だったかもしれない。それくらい自分に合ったデッキだったと言える。


  ここまで言うと「それなら今も海洋使ってるんだよね?」って話になるのだが、残念ながらJ1昇格と同時にリストラが決まっていた。理由は単純で環境についていけないから。



  その辺りの「海洋」の事情はQ4のヤリザさんが先日ブログで書いていて、



  今の「海洋」の置かれた状況が細かく説明されている。

  で、この記事に乗っかる形にはなるのだが、結局のところ他の色がアホみたいに全体除去を持つようになっているのに対して「海洋」は全体除去と言えるものがないってのも一因なんだよね。

  赤とか黄色が小さなユニットをバンバン殺していく一方でこっちは基本的に死壊石や挑発を経由しないと除去できない。ヴォジャ起爆なんてことそうそうやらせてくれるはずもないし、大リーナの任意指定単体破壊も強いっちゃ強いけどシヴァやインドラの方がお手軽かつ広範囲。イシュタルを採用して除去する数を増やすって方法も取れるんだけど、イシュタルがバンシーのサーチ圏内に入ってしまうのが難点。それなら「テレス死壊石」系の方が強いのではってのが僕の考え。バンシー→ハデスの流れを大事にしたい。


  ブラフマーで呼んで来るユニットにろくなものがいない、こっちのユニットがシヴァやインドラで次々殺される、先攻初手パール・後攻初手パールどっちも無理=「黄単」系が無理って事情は全てヤリザさんが説明しているから省略。


  とにかくこういう事情で海洋はリストラ。こんなメタの中でJ1オーバーの猛者達に勝てる自信はない。当世風のイザナミ軸にしろって話でもあるんだけど回せる気が...



  そうなるとまた勝てるデッキを見つけるまでJ1〜J2ルーパーするかと思われたが(昇格する度に長期間ルーパーしてたから)、意外にも今日までで12000APを盛ることに成功した。


  いやまあやっぱり1週間ほどルーパーやってたんだけどね、脱却するのがいつもより早かっただけ。


  その理由は多分「ブログを書くために環境についてより深く考察していたから」なのだろう。それによって今のトップメタに合ったデッキを考えられたのかなーって感じ(だったら何でJ2の時に2カ月もルーパーしてたのか?理由は簡単、アホなデッキで遊んでいたから)。


  で、この「ブログを自分で書くことによって環境への理解が促進された」って部分が重要で次の項目に繋がる要素。前書きと言ってもいいこの項目が長くなって申し訳ない。







2.誰のために何のためにブログを書くのか





  まあ古い話だしあまり偉そうな事は書けないんだけど、






  これらの記事を読んだ時、1人のブロガーとして考えさせられるものがあった。


  「承認欲求」について。次に自分が何を書きたいのか、誰に向けて記事を書きたいのか、何のために書きたいのか。そして「初心者向け記事」について。



  「承認欲求」については言わなくても分かるだろう。自分から言うべきことではないが、ブログを書いている以上認められたいってのは正直なところ。昔「1.3EX2環境総括」みたいな記事をGN電池さんに拡散された時、その後アクセス数が急増した時は素直に嬉しかったよ。

  一方でそれと同時に「大勢に読まれる以上しっかりとした記事を書かなきゃいけない」って強迫観念に捕らわれたのも事実。


  結局「承認欲求」が引き起こす物ってそういう事なんじゃないのかな?認められたいならそれ相応の事をしなければならないし、認められたならそれで課せられるだろう期待に応えなきゃいけない。



  で、ここで問題になるのは「誰に認められたいのか」って話で、突き詰めれば前述の「何を書きたいのか、誰に向けて書きたいのか、何のために書きたいのか」ということ。


  「何を書きたいのか」ってのは人それぞれだしそれこそCOJあんてなを巡回すればおおよそ分かるだろう。大別すれば日記に近いもの、DOB更新記事のような攻略記事になるのだろうか。ここからさらに「誰に向けて書きたいのか」に繋がるように思える。

  自身を例に取って考えてみよう。僕は「攻略記事」を書きたい。そして自身と同じランク帯及びその付近にいるエージェント達に向けて記事を書いている。だから環境考察の記事なんかは僕自身が経験した事、つまり今まではJ2帯を中心にして書いてて、それを補完させるために頂上・ランリプを利用することが多い。

  だがやはり昇格した事で身をもって知った事でもあるが、J1帯とJ2帯それぞれでのメタの回り方は全然違う。それゆえにとてもじゃないが自分より上のランク帯にいるエージェント達に届く環境考察の記事を書けてはいなかったのだろう。『書き手の能力を超えた記事を書くことはできない』。当面はJ1〜J2帯向けの記事になりそうである。


  「何のために書きたいのか」。「承認欲求」は当たり前の理由としても、僕はもう1つ付け加えたい。これが前述の「ブログを書くために環境についてより深く考察した」ってのと関連付けられるものだ。

  単純に良い記事を書きたいから環境について深く考察するということは、ブログを書くことを通して環境への理解が深まりやすいってことだろう。だから身も蓋もない話で話であるが、環境を理解するためにブログ利用しているって面があるんだよね。

  それなら他のブログを読んで理解しろって話でもあるんだけど、実際のところ「自分の中から文字にしつつ考える」のと「他人の文字を読みつつ考える」のは全然違う。「抽象的なまま終わる」か「具体的になって終わる」かって言った方が分かりやすいだろうか。これはあくまでも経験から得た話だから伝わらないかもしれない。







3.初心者向け記事





  僕がブログを書き始めた時の話だが、初心者向け記事を書こうとした時が何回かあった。しかし1回もUPされてないことから察して欲しいが結果はいずれも失敗に終わった。

 何故失敗に終わったか。その理由は単純明快。「低ランク帯の環境が分からないから」だった。如何せんJ帯上位にいる身分だからどうしても記事がトップを見た記事になってしまう。そのため僕が「初心者向け記事」を書いても専門用語だらけになって初心者が気軽に読める記事を書くのは難しくなる。

  だから「初心者向け記事」を書くには初心者の目線に立てる事が一番大事になってくる。そうした意味で、文章の取っつき易さや毎日更新を行っていた音代さんの「無理のないCOJ」は偉大だったのだろう。事実、僕も彼のブログを読んで育った「音代チルドレン」だったから。J1帯になって彼と同じランク帯になった今でも音代さんへの感謝は忘れていない。

  僕に彼のような気軽さと分かりやすさを兼ね備えたブログを書く能力があれば、僕も今すぐに初心者向け記事を発信してCOJ全体の人口を増やしたい。しかしそれは不可能。


  確かに書こうと思えば「どういうデッキがオススメで、それを作るためにどのパックを買えば良いか、そしてそのデッキをどう動かせば良いか」ってくらいは書ける。リアルで3回ほど初心者を育成した時にこんな事を教えてた経験があるから。

  だが同時にそれが「初心者のデッキ選択幅を狭くさせてる」ように思えてどうしても筆が進まなくなるんだよね。そして一番ダメなところは「初心者にCOJの面白さを伝えられない」って事だと思う。


  初心者の目線に立ってコンテンツを展開できて、かつCOJの面白さを伝えられること。

  多分これらを満たしてないと初心者がうんうん頷ける「初心者向け記事」にはならないと思う。だから僕は書く事を断念した。







4.COJwikiの現状





  そうなると他に初心者に向けたコンテンツの発信の場としてCOJwikiの存在が上げられる。これについても既にwiki編集者と思われる人が今の状況やこれからの打開策をブログで発信している。



  で、この記事を読んだ後ベルゼのコメント欄を見たんだよね。びっくりしたよ。




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  ベルゼのコメント欄を見よう、住民がキモいよって悲鳴を受け取って出張してみたらこれだよ。カードに使用制限をかけろ?気持ち悪い。「お前はどこの世界線でCOJをやってるんだい?」って言いたくなるコメントもちらほらあるけどこれは極めつけでしょ。「攻略のために活用されるべきwikiに攻略を諦めたコメントが湧いている」のが今のCOJwikiの現状。動画勢様のコメントも大概だけどそれに比肩するくらいこっちもひどい。

  いやまあベルゼへのヘイトは分かるよ?今のシヴァベルゼの択クソだなって思うし。自分がS帯の頃(丁度1年くらい前)、アザゼルとベルゼが徒党を組んでこっちのヒトミデメテルを壊滅させてくるのを泣きそうに見ていたよ。でもそれはわざわざwikiのコメント欄に書くことではないでしょ?そのフラストレーションは「ベルゼをどう対策するか」に活かされるべきなんだよ。しかし現実には多くのwiki民がそのフラストレーションをコメントに悪口を書くことで発散させている。


  現在ブログ界隈での攻略記事が活性化されている事を考えれば、COJwikiに住み着いているのは恐らく初心者〜中級者あたりの層なのだろう。その住民が攻略を諦めている。COJwikiの改善案などは上のリンクでも語られているが、熱意ある初心者のためにも取り敢えずこうした攻略を諦めてる勢を排除しないといけないだろう。カード毎のコメント欄を削除するなどして。



  僕はwiki編集をやるつもりが一切ないからあまり偉そうな事は言えない。しかしどう見ても今のCOJwikiは初心者向けとは言いがたい。もしこのような攻略を諦めたコメントを投稿しているwiki民がこのブログを見てるなら、君達がただの害悪になってる事を自覚して欲しい。これから始める初心者が君達のコメントを見てマイナスはあってもプラスはない。







5.イベント15th-リミテッド&第3回アルカナカップ選抜展望





  話がいきなり変わるけど許してくれ。別々の記事にしても良かったんだけどね。




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  まあ来週から始まるイベントについて。今回のレギュレーションや付随する要素はちょっと複雑だよね。

  まずデッキのDOBがA以上なのが条件、かつデッキに4ptカードを入れることが禁止される。そして☆250以上かつ勝率50%以上の成績を修めたエージェントが各地方で行われるアルカナカップ店舗予選への抽選権利を貰えるというもの。


  抽選権利って...参加資格じゃないのかよ...みたいなツッコミは置いておこう。各々のエージェントはどうこのレギュレーションと向き合えば良いのか考えてみよう。



  まず大前提として2pt以上のカード群でAデッキを作らなければならない。40ptをかき集めるのには単純計算で2ptカードを20枚投入する必要がある。実際には1ptカードも入れる事になるだろうから、どうしてもデッキ全体を見たときのポイントが付いてるカードの総数は多くなってくる。


  さて、これを踏まえた上で現在のユニット2ptカードの総数を見てみよう。

  赤29  黄31  青31  緑27

  誤差はあれど各色30枚前後、ドロートリガー系も14枚。ここから20枚を捻出していく事自体はなんとかなるだろう。

  だがやはりこれらを使って既存のTier1Tier2デッキをAデッキに拡張させると当然構築が歪む。今までなら2コス5000枠や3コス6000枠を4ptカードに差し換える事でB構築、さらに拡張させる事でA構築を可能にしていた。しかし上述の通り最低20枚をポイントが付いたカードに差し換えなければならない。既存のCデッキBデッキ達のコンセプトを踏襲したデッキを作るのは限りなく難しいだろう。



  その難しさを嫌うなら、選択肢としては20枚以上がポイント付いてるカードでもそれほど構築が歪まない「種族デッキ」が残る。具体的には「機械」「戦士」「巨人」「昆虫」「精霊」「四聖獣」「竜・亜竜」など。逆に構築不可能なのは「悪魔」のような主力が0ptに固まってる種族。「侍」は無理をすれば構築可能だが現実的とは言いがたい。

  この中で飛び抜けて構築が容易なのは「戦士」「機械」「昆虫」「四聖獣」だろうか。「戦士」「機械」は大抵のユニットにポイントが付いてるため適当に入れていくだけでA構築。「昆虫」も種族ユニット・トリガー27枚入れて30pt。「四聖獣」に至っては根幹の15枚だけで30pt取れる。


  構築の容易さを考えればイベント開始直後は恐らくこのような「種族デッキ」が環境を占めるんじゃないかなぁ。既存のTier1だと「ハンデス」系をA構築にして持ち込んで来るエージェントもいそうではあるが、少なくとも「珍獣」系統は存在しない世界線。最序盤は種族間によるジャンケンゲーが展開されるだろう。



  ちなみに僕は知り合いにカードを確保してもらうつもりで今回のイベントには参加しない予定。予選を突破できても、本選のために東京に行く時間の余裕と金の余裕がない。早くQラン到達しないと...







6.最近の環境等雑感



  まあ大方の部分は前回の記事で語ってたんだけど、本当にどこからでもシヴァが飛んでくるよね。巷では「虹色ユニット」「歩くチェインフレイム」なんて呼ばれてるらしい。しかも「ハンデス」系からも平気で飛んでくる事を考えれば《蝿魔王ベルゼブブ》や《ミューズ》よりも虹色と言えるだろう。

  こいつのせいで暫く環境にいなかった「OC特化四色珍獣」があっさり復権。《ケロルド・ハンゾウ》や《ブラッドハウンド》の枠にシヴァがすっぽり納まった感じで、普通に出てきて普通にクソゲーされる。なので現環境には「猿珍獣」「アリアンロッド珍獣」「OC特化四色珍獣」といった3つの「珍獣」系が顔を出している事になる。ひぇぇぇぇ......



  あと【エレメント】系が思ってたより強いって判明した。具体的には「赤緑」系で《蛮勇のキャンサー》、「青緑」系で《相克のジェミニ》、「黄緑」系で《奮迅のレオ》がよく出てくるカードと言える。こいつら普通にポイントが高い上、各効果のシナジーもかなり強い。
  
  しかも3コスっていう比較的軽いユニットだからタッチ採用が無理なく可能。Sデッキの「黄単tレオ」だったり、Twitterにレシピが載せられて以降かなり増えた「赤緑tキャンサー」なんかはタッチ採用の良い例。



  その「黄単」系Sデッキなのだが、《ダークプリースト》《選ばれし者》《神札再生》により立ち回りの幅が従来のSデッキより遥かに広い。《選ばれし者》で「Sデッキにするために積んだゴミカード」を捨てるのも良し、いろいろ落としまくって《ダークプリースト》や《神札再生》で最適解となるカードを拾うのも良し。1.3EX1では為し遂げられなかった《選ばれし者》型デッキの誕生と見て良いだろう。 



  
  この環境が始まって2週間。次のDOB更新までさらに2週間残っている。










7.終わり





  今回はブログについて云々だったり色々書いた形。2週間で書きたかった事は全部書き尽くしたかなぁ。最後になんか書こうと思ったけど特に思いつかなかったのでこれで終わり。次の更新記事はちゃんと書きます。





では

































よく分かる1.4最序盤環境






電池さん効果によりブログPVがとんでもない事になってるこの頃。ブログを始めてから3カ月、記事の方向性も固まって来たのでこれからも頑張ります。




さて、1.4導入から約1週間が経ち明日はDOBが更新される。そこで現段階での環境について考えてみよう。



まずは各々のSRユニットについて。



・《破壊神シヴァ》


やはりヤケクソに強かった全体ダメージ。こいつでBP2000やBP3000の小物を片付けつつ後続の【蠅魔王剣】に繋げるのが主流。「珍獣」系統で使用される第2効果も強力。ドヤ顔している《ユグドラシル》を一瞬で存在しなかった事にできる。

主な採用先は赤絡みと「珍獣」系統、なんだかんだで今verSRの中では1番採用先が広い。





・《天帝インドラ》


現段階では「黄単」以外への投入はあまり見かけないが、その「黄単」の流行で猛威を振るってるカード。コンボシナジーなどの関係でこれに関しては単体だけでは説明しにくい。後述の「黄単」の項目で詳しく説明しよう。





・《創造神機ブラフマー


強いか強くないかで聞かれればこいつもかなり強かった。カードレビューの際多数派の意見を無視して弱カード扱いしてたけどそんな事なかったわ〜

ただし、その導入前の「ブラフマーヤベぇ」という意見の多さに反して現段階ではそれ程数がいない。単純に「黄単」がアホみたいに増殖してるからってのもあるんだけど、それ以上にこいつを1番活かせる構築が生まれてないのが大きいだろう。

主な採用先は「青単ハンデス」。詳しい話はまた後述。





・《統制者ヴィシュヌ


緑絡みなら出てきてもおかしくないが結局こいつも「黄単」が多いせいで活躍できていない印象。「黄単」を見るなら《ユグドラシル》で良い、というのもあるが...

主な採用先は「緑単」と「青緑」。





次は環境に顔を出している各種アーキタイプを見ていこう。





1.「黄単」系統




現環境を語るには絶対に欠かせないアーキタイプ。実態は従来の「黄単メガバウンス」に《パールヴァティー》《天帝インドラ》を組み入れて、かつその2枚とのコンボシナジーを強くさせたデッキ。製作者はINA氏。


とにかく《パールヴァティー》による相手の盤面の行動権をコントロールすることに長けていて、《ウィルス・費》で寝かせたユニットにこいつの第2効果、もしくは《ヘブンズリリー》を当てて永眠させる。

パールヴァティー》は《ミューズ》と並び後攻1Tの初手として今ver筆頭。《ミューズ》との差はその性質上《ライブオンステージ》起動が容易であり、本人の肉体も3コスの基準を満たすBP6000ということ。

長らく輝き続けた大先輩の《カイム》を差し置くまでかは分からないが黄色3コス枠として大活躍。0pt入りは確実だろう。


そして《天帝インドラ》であるが、何よりも2コス以下全破壊のため横に並んだ相手の盤面を粉々にする。そして《ゴールドクラウン》に繋げれば《ユグドラシル》《エンジェルビルダー》など縦に大きい壁を一時的に無力化、大量得点を可能とさせる。

《ゴールドクラウン》自体も《パールヴァティー》や《ヘブンズリリー》との相性が良い。


他にも当然の如く投入される《戦神・毘沙門》により盤面の初期化が可能、「投合タックスギミック」こそ採用してないものの《大天使ガブリエル》によるテンポアドの高さなど、数えあげればキリがないほど強い要素が散りばめられてる。



とにもかくにも行動権絡みの押し付けが異常であるため、緑絡みの中速デッキは《土下座》の採用が必須レベルとなった。


今季はこれがBデッキで運用可能だったのが今回の大量増殖の原因の大きなところである。来季の各種パーツの順位が上がる事は明白。今季の構成をそのまま運用しようとするとC構築を余儀なくされる。恐らくCデッキでも平気で出てくるんだろうけど。





2.「ハンデス」系統〜「ブラフマーハンデス」のテンプレは何か




1.3EX2時エラッタ以降その頭角を伸ばしてきた「青緑盗賊ハンデス」は《怪盗ZERO》を新戦力としさらなる躍進を遂げている。

他の盗賊達にはない《怪盗ZERO》の長所としては「相手の手札が無くてもハンデス可能」という事が上げられるだろう。そして第2効果の1ディス2ドローも忘れてはいけない。「フェアに行こう」って言いつつ自分は1:2交換、本当に義賊なのかな?




一方エラッタ以降虫の息であった「ディナー型ハンデス」は《創造神機ブラフマー》を新戦力に迎え逆襲の構えを見せている。


しかし従来の「ディナー型ハンデス」に近い構築をしているものもあれば「ミュウハンデス」に近い挙動をするデッキ、「青緑盗賊ハンデス」に組み込まれているようなデッキなどがあり、多種多様な構築を見かける。全体を通してテンプレートに近い構築は生まれていないと言える。

この事情を鑑みて本項ではブラフマーを取り入れた「ハンデス」系統を「ブラフマーハンデス」と呼称することにする。



一番多いのは「ブラフマー型ディナーハンデス」なのでこの系統について解説しよう。


まず構築に関してだが殆ど「ディナー型ハンデス」に近い構築を取っている事が多い。ただし《ポイズンディナー》エラッタの影響のためか、その枚数を2枚に減らした構築も見かける。

挙動としては従来の立ち回りプラス更地に近い状態からブラフマーで各種システムユニットを釣ってPIGシナジーでアドを取ると表現すれば分かりやすいだろう。ブラフマーを早期に叩く、もしくは蒼炎などのユニットと併用するために《ライブオンステージ》と合わせて使用される事も多い。



新ver導入前に多くの話題の中心であったためにかなりの出没率を見せたブラフマーだが、それでも「黄単」や後述の「珍獣」系統程の数は見かけなかった。(J2帯で実際にプレイしたり、全リプやTwitterで得られた情報から導いた結論だからQ帯以上でどうなっていたのかは知らん)


その主な理由としては以下の3点が上げられるだろう。

あまりにも特殊な挙動をするユニットなので各々のエージェントがこいつを取り入れた構築を作るのに困難したから。

5体並びかつそのうちの3〜4体が2コス以下ユニットであるため、同じく新verのSRであるシヴァとインドラに脆い盤面になるから。

上述の通り「黄単」が増殖したため、本質的に黄色に弱い青にとっては向かい風な環境となっていたから。


あくまでも予想だから間違ってたらすまんな。


とにかく明らかに新しいかつインパクトのあるカードだからどのようなテンプレが出来上がるのか、そしてどのようなメタゲームを展開するのか、非常に楽しみである。





3.「猿珍獣」




《破壊少女シヴァ》は基本的に赤絡みならどこからでも飛んできたが、特に多く見かけたのは「猿珍獣」への投入であった。

《ブラッドハウンド》の枠にすっぽり入ったシヴァ以外は従来の「猿珍獣」と殆ど構築は変わっていない。解説も昔の記事と同じようになるし、もはや書くべき事もないよね。結局ハンデスされようとインドラに吹き飛ばされようと減らないものは減らないんだなって程度。





4.「アリアンロッド珍獣」



J2帯では1回も当たらなかったのだが、頂上・ランリプを見る限り最上位帯だとこのアーキタイプも一定数いたらしい。


ターミナルで得た情報での予想の範囲だから胸を張って言えないのだが、導入直後から現れていたのは「獣軸アリアンロッド珍獣」。環境が徐々に明らかになるにつれ増えたのが《グラインドビードル》《純情ヴァルゴ》などを採用した「アリアンロッド珍獣」。

後者の方は先日Twitterでちゃみ氏が公開した画像がテンプレなのだろうか。


恐らく導入直後にブラフマーを採用した「青単」へ有利を付けたいがために増加したアーキタイプだが、性質上《ミューズ》や《ユグドラシル》の影響を殆ど受けないのでかなり高度なメタゲームを展開できる。「タッチミューズ」が自然になった事も大きいだろう。






1、2、3がJ帯を総括して言えるトップメタのTier1。4に関しては見ただけの情報だから何とも言えない。私にとってQ帯以上は未知数に溢れた環境なんだ、ごめんよ。



その他には「巨人」「侍」「赤単」「緑単」もTier2として見かけるが割愛。明日のDOB更新と合わせて考察するかも。





環境最序盤に関してはこれくらいかな。










ここから下は余談。ただの近況報告みたいなものだからスルーしてくれて構わない。





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やっと100000APに到達した。来季中にはJ1に昇格できそう。


まあ相変わらず「海洋tミューズ」のBデッキを使ってるんだけどまさか2シーズンでここまでこれるとは思ってもいなかった。特に1.4が導入されてからは明らかに「黄単」と「青緑盗賊ハンデス」がゲロくなってて最初はなす術なく殺されてたんだけど、ジョーカーをライズに換装してからはある程度まともに戦えてた。


今の環境だと「海洋」のジョーカーはライズの方が良さげ。リソース管理を丁寧にやる必要が出てくるんだけど、逆に言えば今まで3枚回収に甘えてたんだなって痛感してる。良い発見。




新ver導入で目新しくなった環境もめちゃくちゃ面白いし、取り敢えず明日のDOB更新でオリボ爆発が起こらないようにして欲しいかな。




1pt〜2ptカードの枚数を増やす調整は当然やってるよね????






簡単に済ませたけど、では